圭一は衝撃を受けた。
 愛人…?愛人って、

 つまり奥さんがいる男?

 どうしてこんな

 真面目そうな人が。
 圭一はそう言いたかったが

 言えなかった。

 すると百合子が説明を始めた。
「私の父は事故で

 植物状態になりました。

 経済的に苦しかった私を、

 万里子の父親が
 助けてくれました。

 初めは愛していました。

 でも今は違います。
お金と引き換えに私は

 あの人の愛人を続けています。
 愛情ではなく経済的な

 面であの人に助けて

 もらわなければ…
 わたし達はやっていけません。

 父は良い病院で今も

 完全介護されています。
 私はそれで救われました。

 あの人のおかげです。
 あの人も昔は優しかった。

 万里子を妊娠して、

 あの人は離婚を考えてくれました。
 でも生まれた万里子を見て、

 …あの子の巻き毛

 …あの子の肌の色、
 それであの人は私が

 外国人と浮気をしたと思い込んで。
 それ以来あの人は変わりました。

 頼りがいのある

 男らしい人でしたが、
 今では酔っ払って私を

 叩くようになりました。」
 万里子は百合子の後ろで

 不安そうに母を見上げた。

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ね、ねむくてしにそう