合計 368591178円
日本新薬が治験の第三相で良好な結果を出した新薬候補があったとのことでS高2回。
第三相の試験では多数を対象とし、標準治療との比較をするのでそこで良好な結果がでたということはかなり期待ができる内容だと思われる。
こうなってくると日本新薬の売却も選択肢として考えうるが問題はいくらが適正だろうか?ということだ。
日本新薬の財務を考えると自己資本比率は87.5%と非常に高く、財務構造もよい。総負債は368億ほどだが、現預金だけで652億、流動資産では1651億もあるため財務面でのリスクはほとんど考えなくてよい。
PBRは現時点で1.3倍となっているがそのうちのPBR1倍、つまり理論上の株価と企業が保有している純資産の値段は釣り合っていると思われる。
その上の部分、つまりPBR1倍以上の部分はビジネスの価値(将来的に得られるであろう割り引かれたキャッシュフロー)をどう捉えるかべきかというのが私の考え方になる。
現時点での配当利回りは株価上昇によって悪化したため、約2.5でありこれは十分な水準とはいいがたい。しかし、配当性向も通期予想390円に対して124円なので約32%程度と低い。
財務上のリスクがほとんどない日本新薬にはもっと配当性向を高められるだけのポテンシャルがあることを考えると現時点での約2.5%という配当利回りは妥当なリターンを表しているとは言えないと思う。
次にPERの逆数である株式益利回りはどうかというと7.76%となっている。
現時点で財務を毀損しない範囲で株主還元をやった場合7.76%の利回りとなり、それができないわけではないし、やる企業もあるが今後の不測の事態の備えや成長のための資本蓄積を考えるとこれも適切だとは思えない。
私の考えでは財務のレベルと適切な範囲ということで考えるなら50%、つまり7.76/2=3.88程度が現時点の株価で日本新薬が無理なく出せるポテンシャルをある程度加味した利回りだと思う。そして、これに今回の好材料が加わるといった感じだ。
3.88という利回りがある財務が健全な株を売る必要があるか?といわれればまぁNOだ。実際はそんなに配当出してないのだから机上の空論というのも確かだが、結局配当として出さなかった分は企業に蓄積されているのだから売却しない限りは儲けであるのも事実だと思う。
なら、どのあたりなら売るのを考えるかというとこの考え方で利回りが3%を切るあたりだとどうだろう。予想EPS390で配当性向が50%想定で/2、そこから出た数字を今度は利回り3%で/0.03をしてみる。
390/2/0.03=6500
6500円、悪くない。
このあたりなら長期保有を考える私でも納得の売却ラインとなりうると思う。
今回の好材料は数値にはないので加味していないが、一つの目安としてはこの値段を使っていい気がする。
この値段より上で売れるかは市場の雰囲気や他の銘柄や材料との兼ね合いなどにもよるから確定というわけではないし、トレード相手も利益を狙いたい以上うまみを感じられる値段じゃなければ買わないから下ということもあるが一つの目安としてこのあたりを意識してみようと考えている。




