低いPBRには参入障壁を表す部分もあります。
PBRが低い企業は大抵いくつかの問題を抱えています。
よくあるパターンとして
・事業がつまらない、効率的ではない(ビジネスや利益の拡大余地があまり見込めない)
・事業や財務に何かしらの脆弱性がある(リスクがあると思われている分価格が割り引かれている)
・事業内容や企業実態がよくわからない(コングロマリットディスカウント等)
こういった要因が不人気につながり結果として企業が持っている資産や資本に対しての低評価につながります。
しかし、そういった企業がやっているビジネスに誰かが新規参入することも難しくなります。
彼らのやるビジネスには財務諸表に乗っている資産額と同じ程度のコストを払う必要がある可能性が高く、それが上記のような問題を抱えることを考えれば積極的に参加したいと思われるビジネスではないからです。
PBRは資産ではなく算出に純資産を使っているため資産と負債の構成次第のケースバイケースなところはありますが、参入のコストをもっと著しく安く出来るとかビジネス上の強みを持てない限り、そういった企業と同じビジネスをやってもいい思いをすることは難しいでしょう。
まとめると、低PBR企業がやっているビジネスや資産は評価されてはいない分、他者が同じコストを払ってやるには割に合わなくなる傾向があります。
だから、低PBR企業が安定した利益を出し続けていてかつ十分なインカムゲインが期待できるようなら、細く長く付き合えるような優良な投資先になる可能性が高いと考えています。
続きます。