私個人の意見として、PBRに限らずですが投資に用いられる指標は大抵単純化されて過ぎていてそれだけ見ても殆ど役になんか立たない、っていうことの方が多いです。
例えば今回のPBRならPBR1倍以下は割安!と言われても実際にはPBRが1を割っている企業は沢山あるし、それどころか0.5以下のままの企業だって珍しくありません。
そして、そういう企業に投資しても状態が一向に改善されずバリュートラップにはまった!と嘆く投資家も一定数いるようです。
そんなPBRを私がどのように考えて使っているかについて書いていきます。
PBRはいい面では割安、悪い面では不人気の指標になる。
これは事実です。算出に株価を用いるので株価が低くなれば、PBRが低くなります。
ということは市場で投資家がその株には大して金を払いたくないと考えられている証拠になります。
これは過小評価されている投資先を探すときに非常に便利です。
少なくともPBRが低ければ低いほど展開しているビジネスの規模や持っている資産に対して安い値段がつけられているのでバリュー投資家にとって低PBRの企業がよい投資先になる可能性が高まります。
また企業の財務性が算出に用いられるので余程のことがない限り急激な変化が起こらずそれなりに安定して用いれるというのもいい点です。
個人的にはPBRは低ければ低いほどそれにこしたことはない!とは思っています。
大きな理由の一つとしては価格が下がると配当利回りは逆にあがるためインカムゲインが大きくなるからです。
”バリュートラップ?逆に考えるんだ、かかっちゃってもいいやって考えるのさ”
バリュートラップでまずいパターンというのは単にPBRに限らず割安というだけで保有し続けて、時間的なコストや市場の変動性に資産を晒し続けるというリスクに見合ったリターンを得られない場合だと思います。
どんな株でも一年間持てば上下含めて10%動かないなんて方が稀ですし、運が悪く下の方に動けば一年保有して得るインカムゲインの数年分を吹き飛ばしてしまうこともあります。
それを抑えるためには
・価格面での下方リスクを抑える(とにかく低いPBRを追求したりする)
・過去の業績や株価の変動率が低いことを確認する(投資家の期待を良くも悪くも裏切らない)
・そもそも十分なインカムゲインを保証できる程度の利益はしっかりと毎年確保できていることを確認する(低い配当性向と高い配当利回りが両立できているか、企業は毎年利益をしっかり残せているか等)
・その株の流動性に合った量のポジションを取ること(いざというときに逃げられないリスクを過度に負わないこと)
といった上記のようないくつかの条件をクリアする必要があると思いますが、しっかりやってしまえばバリュートラップはたいして怖いものだとも思いません。
保有しているだけでもそれなりのリターンが得られることや、うまくいったときの株価上昇が期待できないわけでもないため時間はかかるかもしれませんが相応に報われることも少なくないと考えています。
続きます。