なかなか落ち着かず、ブログを書く余裕がないままですが、あっという間に6月ですね。月初めって、手帳のカレンダーをめくったら、あれ？ もう明日やん！ってことがしばしば。7月の初めに大きな学会があるので会議も増えて、落ち着かないのですけれど、そんな中、今週末は大きなピアノイベントが。
6月1日 ロマンス
浜松でカーニバルの副賞コンサートに出させていただきました。
おまけな私ですけれど。
ショパン ピアノ協奏曲第1番第二楽章ロマンス
いつ弾き納めにしようかと思うたびに、本番演奏では混乱して納得がいかず、弾き続けていますが、今回も……
練習は結構頑張っていて、前日などは「いい感じやん！ なんかうまくいく気がする！ 今までもつれちゃったパッセージも行ける！」(自分比)と、早く弾きたい気持ちになっていました。
が！ 当日。浜松に移動するためには、苦手な朝出発。朝ほんのちょっと練習したら、「あれ？ なんか、弾けないところがある
」
朝ってほんとに、手はむくんでて、指は動かないんですよね。
でも新幹線に間に合わないから、とにかく行かねば！
浜松の駅ピアノでちょっと確認しよう！
がががががが～～～～
そうだった、ここのシゲルカワイ君、上を通る新幹線の轟音で時々、何弾いているのかわけわからなくなるんやった！
ロマンスは音の響きを聴かないと弾けない曲。
もう余計に訳が分からなくなり、泣きそうになりながら会場へ。
暗譜で行くつもりが、怖くなってしまい、「譜面台、置いてもらっていいですか？」と泣く泣くお願い。
リハーサル開始。
しょっぱなから、若者の迫力あるワルトシュタイン、そして大好きなリゴレットパラフレーズをかっこよく弾かれる方の演奏を聴いて、いまさらながら「やばいところに来てしまった」と気が付き、ますます涙目に。
リハーサルでは、最近もつれなくなった苦手なところ（特に2か所あるのです）でしっかり縺れてしまい、不安しかない状態で本番に。
本番。
その2か所で、思い切り引っ掛かりました。瞬間に弾き直して、止まりはしなかったのですけれど、「あんなに練習したのに、この部分、何回もゆっくり練習したり、分解したり、頑張ったのに」……
1か所は緊張で指が動かなくなると、弾けないパッセージ。
もう1か所は、相当練習したのでもう間違えないと思っていたのに、ちょっと先のことを考えてしまって（9分に収めるために後半のアルペジオの一部を切ったのですけれど、そのことを考えてしまった）集中できなかったら、「あれ？ ここの音なんだっけ？」となってしまいました。
不協和音から整音になっていくところで、その不協和音でいつも惑っちゃっていたのです。
こうして、私のロマンスは、ノクターン13番と同じで
「このままでは終われない」となってしまったのでした。
（追記：録音聴いたら、小事故・中事故多発でしたが、止まる・楽譜見るという大事故はなく、見事にごまかしきって弾いていました
思うように表現できなかった、いくつかのこだわりの音は悔いが残るけれど、結構頑張ったやん、あの朝の状況を考えたら、という演奏でした。またアップします。といっても、音だけなのですけれど)
嬉しいことも。
弾き合い会でよくお会いするMさんが、浜松のお友達と一緒に、わざわざ三重県から聴きに来てくださいました。その先のご予定があるのに、ご飯にも付き合ってくださって、ほんとにありがとうございました！
やっぱり知り合いの方のお顔を見るとほっとしますね。
ロマンス、次は10月ごろにあこがれのホールのひとつで弾けるかも？
6月2日 ラプソディ
そして、本日、中之島公会堂大集会室(ホール)で、発表会です。
今回は、出番が夕方なので、まだまったりしています。
でも、まったりしている場合じゃないんですけれど！
ブラームス 2つのラプソディ Op.79-1
なんだって2日続きで別の曲になってしまったのでしょうか。
もともと発表会は来週だったのです。
それが予定されていた某ホールのスプリンクラー故障の水浸し事件で仕切り直しに。
その結果、素晴らしい場所で弾かせていただけることになったのはいいのですけれど……
まだ道半ばのラプソディ。
時間の都合で半分しか弾かないのですけれど、繰り返しの部分はバッサリ切ったので、一応、同じ部分は弾かないから一通りは弾くことになるのかなぁ～
とりあえず、今年は機会があれば弾かせてもらう予定。
「結いっこさんはいつも発表会がスタートだから」
と先生から言われている私、昨日の「ロマンス」の気分から一転、ブラームスらしい重厚な音（だけでも）目指して頑張ってきます！
今日は、連弾の相方さんと、お世話になっている弾き合い会の主催者さんがわざわざ来てくださいます。ほんとにありがたい。
これが終わったら、来週はソンジンさんウィークです。
福岡、愛知、大阪と、どんだけ追っかけるん？ ですけれど（今年は西側で攻めてみました）、福岡のための年休も取ったし、幸せな時間をいただけるのを楽しみに、今日は今日で頑張れ、わたし。