兵庫県相生市矢野町小河(おうご)1103   境内前に車を停められます。

 

祭神 宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)

 

小河川(おうごがわ)の西に鎮座。

創建は古く、平安時代には存在していたので、飛鳥時代か奈良時代かもしれない。

 

 

 

 当地周辺は蘇我入鹿(そがのいるか、645年没)の領地だった。

 当社は入鹿の祖父である蘇我馬子(551年‐626年)を祀り、江戸時代までは宇麻子神社(うましじんじゃ、馬子大明神)と称していた。

 蘇我馬子は当地で亡くなったと云う言い伝えがある。墳墓は奈良県明日香村の石舞台古墳となっている。

 当社は明治維新後に宇麻志神社と改称し、祭神は宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)に変更した。

 

 宇摩志阿斯訶備比古遅神は、別天神(ことあまつかみ)五柱の神の一神で、弥生時代の倭国(北部九州)の中心国である奴国(なこく、福岡市)の紀元前1世紀の首長。

 別天神の他の四柱の神は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かむむすひのかみ)、天之常立神(あめのとこたちのかみ)。

 

 神社入り口。

 

 境内

 

 鳥居と随神門。

 

 

絵馬殿

 

 

相生市指定有形民俗文化財に指定された絵馬「神馬図絵馬」、享保14年(1729年)奉納。

 

 

拝殿の両部額。素晴らしい。

 

本殿

 

 

本殿右の境内社、須賀神社(素戔嗚尊)。

 

宇麻志神社御神徳碑、背後は崩れかけた土塀。

 

神社後方の山は杉の森になっている。

 

 

 

印南神吉