兵庫県姫路市的形町的形(まとがた)1249   電079-254-0613

「的形の氏神」として信仰されている。

   

祭神 素盞嗚尊(すさのおのみこと)

   大歳大神(おおとしのおおかみ)

   

ご神徳は、健康保全、学力向上、必勝成就、勝運上昇、五穀豊穣。

 

創建ははっきりしないが、神功皇后(321年-389年)に関する伝承が多い。

神功皇后が新羅遠征(363年)の途中、当社の現在地より250m東南の小島(当時は海中の島)に立てた的に向かって「射儀の式」を行ったので、村名を的形、神社名を湊と称するようになったと云う。

その由緒により小島に八幡神社を建立、神功皇后・14代仲哀天皇・15代応神天皇を祀った。

現在の八幡神社は陸の小山となり、当社の御旅所になっている。

 

 

当社は、平安時代の播磨国神明帳に「湊明神」と記されている。

室町時代末期に「大歳大明神」と改称したが、明治になって「湊神社」に改称した。

西播(せいばん、播磨国西部)の秋祭りは非常に盛大に執り行われる。

 

赤い大鳥居。

 

社号標と随身門、右は社務所。

 

 

随身門の横に万葉集の歌が掲げられ、石碑もある。

万葉集巻7 1162(作者未詳)

 

 

 まとかたの 湊の洲鳥 浪立てや

 妻呼び立てて 辺に近づくも

 

赤松雪叟の「小夜枕」和歌碑、昭和55年建立。

 

 ながめやる そのいにしへの まとがたは

 神のかど出の しるしとはしれ

 

随身門から階段を上る。

 

階段を上ると、歌人・藤原武市の歌碑。

 

 海なしし ここの入江の みぎわ辺に

 人住み初めて 建ちしみ社

          武市の歌 孤舟かく

 

拝殿

 

 

 

本殿左に境内社、

右は金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)、

  祭神は大物主命、

左は恵美酒神社(えびすじんじゃ)、

  祭神は事代主命と大国主命。

 

印南神吉   メールは   nigihayahi7000@yahoo.co.jp