子供の時から「天ぷら」が嫌いだった。母親の料理が下手だったわけじゃないが今より家庭の天ぷらはもっさりしてたと思う。

てんぷら粉とかないから。牛蒡と人参の天ぷらが特に嫌いだった(笑)子供だしね。

天つゆは麺つゆを薄めたものだった気がする。

 

あと田舎にある仕出し弁当の海老天とサツマイモの天ぷらとか大体葬式とか〇〇回忌とかで食べるが冷たいうえにもっさり田舎天ぷらがおいしいわけない。

 

あと蕎麦屋だが天もりとか食べればおいしいって思ったかもしれないが、子供の時分、天盛りって食べません。

食べるのは「天丼」とか「天重」そもそも蕎麦屋に行っても蕎麦じゃなくご飯もの食べてました。蕎麦屋の天丼や天重の天ぷらって、つゆかけ過ぎて天ぷらとしておいしいですか?わたしは現在、蕎麦屋で食べる天丼でもかけつゆ少な目か、別にしてもらってます。

 

つまり「天ぷら」は私の中で21歳までおいしくないものでした。

 

そして天ぷらがおいしいってはじめて思ったのがここ

お品書き お品書き # お品書き - ハゲ天 (hageten.com)  銀座「ハゲ天」 行ったのは1983年かな?

昔の方が高かったイメージがある。天ぷら屋さんの天ぷらってこんなにおいしいものなの?って思ってこの後、行きつけ、常連の天ぷら屋さんが何軒あったことやら。

 

【閉店】天ぷら じゅらく (てんぷら じゅらく) - 宮ノ下/天ぷら | 食べログ (tabelog.com) こことか底倉温泉行くと必ず寄ってた。天ぷら専門店としては、そこまで洗練された感じではないんだけど素朴で良かった。

【閉店】せき家 - 野方/天ぷら | 食べログ (tabelog.com) 毎週飲み屋として使っていたなぁー。30~40回は行ったと思う。

 

たぶん私が天ぷら屋さんに散々お金を払った原因は、このハゲ天にある。

 

やっぱり天ぷらのおいしさは、揚げたてでつゆをつけると表面にはつゆが付くけど、温度と油で中につゆが浸みることなく口にした瞬間、つゆの味の後、さっくりした歯ごたえがありそのうえで中の揚げたものの食感と味が来ることでしょう。

 

つゆの味の後、べちゃという食感やクニュクニュしたら天ぷらの良さがないと思う。それをわかっていない蕎麦屋の天丼や天重はどうなの?って思う。特に蓋をする天重はベチャベチャのことが多く「こんなのつゆとめしと天かすだけでいいんじゃね?天ぷらの意味がある?」って感じてしまう。

 

これは蕎麦屋のうな丼とかも同じ傾向があって「もう鰻いらねぇだろ?ウナギのタレでごはん食っとけ丼」私は基本、蕎麦屋のうなぎも天ぷらもあまりおいしくないって思ってます。まぁ蕎麦屋は蕎麦がおいしければ問題ないけど。(といいつつ、蕎麦屋でザルは不味い店はほとんどないけどかけがあまりおいしくない店はけっこうあると思ってます。蕎麦と合ってない店がけっこうある)

 

あっ蕎麦屋の悪口になっちゃった。そもそも蕎麦屋の天ぷらって暖かい蕎麦に乗せてたべておいしいように作ってるんで天ぷら単体でおいしく作ってるわけじゃないので仕方ないわ。←その割に天盛りとか冷蕎麦でも衣厚いけどね。

 

結論、天ぷらは天ぷら屋さんで食べるとすごいおいしいよって話(笑)

 

まぁもっさり田舎天ぷらも山菜とか癖が強い野菜ならおいしいですけどね。*食感じゃなく野菜の癖を衣がマイルドにしただけの話