エンケンのラストライブ・新曲「GOD SAVE THE BAKATIN」収録
2枚組CD『遠藤賢司ラストライブ 猫と僕と君』

富士 FJ138 3,900円(税込)
2017年1月13日(金)発売
全編ピアノインスト・フルアルバム
CD『けんちゃんのピアノ画(スケッチ)』

富士 FJ130 3,024円(税込)
2016年12月21日(水)発売
遠藤賢司 with サニーデイ・サービスによるライブ盤
2枚組CD『感動実況録音盤 45年目の満足できるかな』

富士 FJ128 3,900円(税込)
【イベント情報】
◎現在ありません。
*詳細は「遠藤賢司秘宝館」内、「最新情報欄」へ
【遠藤賢司公式サイト「遠藤賢司秘宝館」】
【遠藤賢司 Facebookページ】
「不滅の男 エンケン対日本武道館」「ヘリウッド」上映:新文芸坐
かなりお久しぶりの投稿になります。
エンケン公式サイトを管理している、図書之介(ずしょのすけ)です。
2025年1月25日(土)、池袋・新文芸坐にて
2005年に「不滅の男 エンケン対日本武道館」を製作した、アルタミラピクチャーズの31周年上映企画として、
「不滅の男 エンケン対日本武道館」と、
1982年に製作された、長嶺高文監督の映画「ヘリウッド」が劇場上映されました。
劇場は8~9割近くのお席が埋まっていて、老若男女、沢山のお客様にご来場いただきました。
ありがとうございました!
トークショーのコーナーで、
『この映画(「不滅の男~」)初めて観た、という方?』
とたずねて挙手していただいたところ、
半数以上、7割くらい?の方の手が上がり、
劇場での初公開からもう20年が経過したという年月をひしひしと感じました。
ちなみにこの日、販売された
「不滅の男~」の映画パンフレット(付録として台本も付いていました)は、
早々に売り切れていました。
劇場内にお客様が入場される際、
お客様に「不滅の男~」と「ヘリウッド」のチラシ(の両面コピー)が配布されました。
嬉しいご配慮です。
まず最初は「不滅の男~」の上映。
35mmフィルムでの上映という、今となってはとても貴重な機会。
ほぼ劇中にセリフがなく、
耳に突き刺さる轟音、
消え入るように繊細な音色、
巨大ミラーボールや、アンプを積み上げた『富士山』など、
セットや小道具にもエンケンさんのこだわりをいっぱい詰め込んだ、
純音楽を凝縮した音と映像に皆、没入していました。
エンドロールの最後での、エンケンさんの一言に、
劇場は拍手に包まれました。
そして、「不滅の男~」と「ヘリウッド」の上映の間には、
トークゲストとして、2013年にエンケンを徘徊老人役に起用して製作された、映画「中学生円山」の監督も務めた、
宮藤官九郎さんがご登壇されました。
アルタミラピクチャーズ・代表取締役の桝井省志氏をナビゲーターに迎え、
おふたりから、両映画及び「中学生円山」でのエンケンのエピソードをふんだんに交えた、
たいへん興味深いお話をたくさん拝聴することができました。
例えば-
『"無観客ライブ"というのは、アルタミラ側からの提案だった』
『エンケンさんには「マジソンスクエアガーデン」「日本武道館」「新宿コマ劇場」から、やりたい場所を選んでもらった』
『「中学生円山」では当初、(同じ、音楽をやっている者として)若手ミュージシャンの子を蹴りたくない、と言っていた』
など、、、
エンケンさんの人柄を感じさせるエピソードが満載でした。
桝井さんや宮藤さんの「ヘリウッド」の感想などもお聞きすることができ、
エンケンさんと共に故人となってしまった、長嶺監督がこの席にいたら、
もっともっと楽しく、貴重なお話が聞けたのに、と
残念に思いました。
そして「ヘリウッド」上映。
このときエンケンさん35歳、
アルバム『東京ワッショイ』や『宇宙防衛軍』が大好きだったという、
長嶺監督の、上品も下品も上手いも下手も超越した独自の映像世界を、
どっぷりと劇場の暗闇・大画面で味わえる贅沢さを、
こちらもフィルム上映の色で味わうことができました。
佐藤B作さんや、篠原"クマ"勝之さんをはじめとする、
当時の音楽・映画・演劇・芸術を賑わせていた、サブカル人脈が多数出演されているのも嬉しいです。
桝井さんの
『どうしても(エンケンさんの姿を)記録に残したかった』
という野望が、一本の作品になり、
こうして製作から20年経った今日でも、
始めてエンケンさんのライブ・音楽に触れることができる、
貴重な映像遺産として残っていることに、感謝しかありません。
そして、私が生前、長嶺監督と小一時間ほどお話をしたときに、
『1982年のエンケンさんの姿を、作品に刻み、残していただいて、ありがとうございました』
とお話ししたとき、
にこやかに微笑んでくださったことを思い出しました。
これからも、映画館でこれらの作品が上映され続けていくことを願って-。
(文と写真:図書之介)
【2023.10.24】「純音楽の友 遠藤賢司七回忌公演」演奏曲
2023年10月24日(火)
新宿ロフト
【演奏曲】
<遠藤賢司 [VTR] >
1.不滅の男 ※映画「不滅の男 エンケン対日本武道館」より
<湯川トーベン [Vo][Uke] +石塚俊明 [スネアDr] >
2.寝図美よこれが太平洋だ
<斉藤哲夫 [Vo][Ag] >
3.吉祥寺
4.追放の歌 ※休みの国のカバー
5.ミスター・タンブリンマン ※エンケンが歌っていた日本語詞でカバー
<友川カズキ [Vo][Ag] +石塚俊明 [Dr] >
6.花火
7.祭りの花を買いに行く
8.ピストル
<友部正人 [Vo][Ag] >
9.一本道
10.夕日は昇る
11.朝は詩人
<鈴木慶一 [Vo][Ag] +武川雅寛 [Vn] >
12.土手の向こうに
13.幾つになっても甘かぁネェ!
14.頑張れエンケン ※「頑張れ日本(日本サッカーの応援歌)」の替え歌
<大友良英 [Eg] +石塚俊明 [Dr] >
15.(即興演奏) ※エンケンのAMP、エンケンのセッティングで使用
※ライブ中、大友さんは「エンケンさんのアンプ」と紹介していましたが、
このアンプは現在、大友さんの元へ譲渡されたものです。
渋谷ジァン・ジァンで、初代(厳密には2代目ですが)エンケンバンドが演奏していたときに
使っていた物だそうです。(関端マネージャー談)
<佐野史郎 [Eg] +湯川トーベン [Ba] +森信行 [Dr] >
16.Hello Goodbye
<佐野史郎 [Eg] +湯川トーベン [Ba] +森信行 [Dr] +鈴木茂 [Eg] >
17.やっぱりあなたの歌じゃなきゃ
<鈴木茂 [Vo][Eg] +佐野史郎 [Eg] +湯川トーベン [Ba] +森信行 [Dr] >
18.ミルクティー
<鈴木茂 [Vo][Eg] +湯川トーベン [Ba] +森信行 [Dr] >
19.砂の女
20.花いちもんめ
<湯川トーベン [Vo][Ba] +石塚俊明 [Dr] +鈴木茂 [Eg] >
21.不滅の男
<遠藤賢司 [VTR] >
22.夢よ叫べ ※映画「不滅の男 エンケン対日本武道館」より
ライブ写真: 染谷高司さん
【2023.10.24】「純音楽の友 遠藤賢司七回忌公演」でした!
アメブロの「エンケンブログ館」、久々の更新になります、
「遠藤賢司秘宝館」館長・図書之介です。
エンケンさんの命日である、10月25日の一日前、
10月24日に、新宿ロフトで
「純音楽の友 遠藤賢司七回忌公演」
が開催されました。
今回、出演された方は
湯川トーベンさん・石塚俊明さん
の、エンケンバンドのお二方、
「エンケン&カレーライス」「エンケン&アイラブユー」の森信行さんは勿論、
友川カズキさん
斉藤哲夫さん
友部正人さん
鈴木慶一さん
武川雅寛さん
鈴木茂さん
佐野史郎さん
大友良英さん
という、1970年代から共に切磋琢磨してきた方々を中心とした、
「純音楽の友」が集結しました。
イベントの模様は配信(というのも、エンケンさんがご存命の頃には馴染みがなかったものですね)
もあり、10月31日までアーカイブを見ることができるので、
内容はあえて伏せますが、
その代わりに、配信ではわからない、
新宿ロフトの様子を写真でお楽しみください。
自分はこれまで、記録としてずっと、
カメラ持参でライブの模様も撮影させていただいておりましたが、
今回は会場が混みあうことが予想され、
カメラマンさんもたくさん入るとのことでしたので、
ライブ撮影はご遠慮させていただきました。
以下の写真もすべて、スマホで撮ったものですので、
画質の悪さなどご容赦ください。
ライブフロアとは別の、バーフロアでは、
エンケン愛用のギターなどが、
所狭しと並べられていました。
エンケンフリマも開店。
エンケンスタッフが総結集して東奔西走。
「寝図美よこれが太平洋だ / 満足できるかな」
の先行販売を始め、CD・レコードやDVDも販売されました。
エンケンさんが大好きだった、アイスミルクティーが
販売されていました。
(一部、空いている箇所があるのは、柱で死角となる場所のため)
ライブは、
雄弁な人、
エンケンさんのことを思い浮かべながら考えたであろうセットリストで、
皆、思い思いに、エンケンさんと対話しているような演奏でした。
2023年10月31日まで、アーカイブにて視聴可能です。
これだけの錚々たる面々が、
エンケンさんのために集い、演奏した、
貴重な記録をぜひ、追体験してください。
【アーカイブ購入サイト】
2023年10月31日(火)21時まで販売しております。
引き継がれていくことでしょう。
これからもふと、
レコードやCD、DVDなどを再生したとき、
天国からエンケンさんの
『聴いてくれてありがとう!』
という声が聞こえてくるような気がします。