世界には寝たきり老人はほとんどいない？

昨日のブログ「世界での非常識が日本では当たり前に？」はいかがでしたか？

日本において世界の非常識が当たり前に行われているのは驚きませんでしたか？

今日ももう一度にそれについて書かせていただきます。

日本では人生が終わりに近づいて食べられなくなった高齢者に人工的水分、そして栄養補給（人工栄養）が行われています。

しかし

世界のほとんどではそれが行われていないようです。

ということはどうでしょうか？

そうです。

世界では寝たきりになる前に亡くなっていくのです。

だから

世界には寝たきり老人はほとんどいないことになります。

例えば

日本の寝たきり高齢者人口はというと

イギリスの3倍、アメリカの5倍、寝たきりが最も少ないと言われるスウェーデンと比較するとなんと10倍も寝たきりの人がいるようです。

これが日本の現状です。

だから日本は「寝たきり大国」なんて世界で言われたりします。

どうでしょうか？

なんか嬉しくない表現ではないでしょうか？

ヨーロッパの福祉大国であるデンマークやスウェーデンには寝たきり老人がいないというのは昔から有名です。

皆さんも聞かれたことがあるのではないでしょうか？

反対に日本には一言も話せない、中心静脈栄養や胃瘻などの経管栄養の寝たきり老人がたくさんいます。

昨日のブログでもご紹介しましたが延命治療というのは地獄の苦しみを味わうことになりかねません。

死ぬよりも辛い「延命治療」を大切な家族に行っていいのでしょうか？

自分ならそれは断固拒否したと思います。

皆さんはいかがでしょうか？

海外で延命治療をしない理由は

高齢あるいは、がんなどで終末期を迎えたら、口から食べられなくなるのは当たり前で、胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であるという考えからのようです。

また国民みんながそれを認識しているようです。

そしてそんなことをするのは逆に老人虐待という考え方さえあるようです。

ですから日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作りません。

また点滴もしません。

肺炎を起こしても抗生剤の注射もしません。

内服投与のみらしいです。

したがって両手を拘束する必要もありません。

つまり、多くの患者さんは、寝たきりになる前に亡くなってみえます。

だから海外には寝たきり老人がいないのです。

海外から日本の延命治療はどう見られているのでしょうね。

どうでしょうか？

皆さんは海外と日本のどちらの対処がいいと思いますか？　

皆さんなら家族にどちらを選んでほしいでしょうか？

大切な家族が死んでしまうというのは辛いものです。

だから

「一日でも長く生きててほしい」

「生きているだけでいい」

という家族の気持ちもわかります。

でもそれは自分たちの勝手ではないでしょうか？

延命措置でその人がより長く苦しい思いをしなければならないとしたらどうでしょうか？

家族は少しでも長く生きることで満足かもしれません。

でも本人にとっては大変なことではないでしょうか？

皆さんもいろいろと調べて何がいいか考えてみてください。

人はいつかかならず終末期がやってきます。

ブログを読んでいただいたあなたにたくさんのいいことが起こりますように。

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