前回の記事で、
セッション(宿題)からの発見、気づきをシェアしました。
言えない、甘えられない自分。。。断絶していたのがつながった!
甘えてはいけない・・・。
退いてはいけない。。。
その道を極めている人ほど、そのような「こだわり」「制限」が
あったりするものです。
以前、ずっと前にボディーワークのレッスンに通っていた時。
元、プロダンサー(バレエもやっていて、20代でショーダンスをしていた)
の方が、膝を痛めていらしたのですが。
レッスンで優しく、ゆっくり動くということができずに、
膝が痛いのに、美しいポーズを取ろうと頑張って身体を一気に
動かすようなことが多々ありました。
ダンサーとしては、こうあるべし!緩んではいけない。
美しくあるためには、力を抜いてはいけない。というような
制限が沢山あったのですね。
プロであるほどに。
このような、プロとしての「あり方」を作り上げて、積み上げて
いたりします。
これは、もちろん 身体を使ってお仕事する人。
たとえばアーティストや、スポーツ選手。。。といった方だけでなく。
日常の生活においても、意外と気づかずにこのような
枠や制限をかけていることがあります。
たとえば。。。
ご家族で介護をしたりしている経験をしてきた方は。
前かがみで身体を使うことが、形状記憶のように定着
してしまっていることがあります。
何度も繰り返し、積み重ねてきた動作によって。
やがて、必要としないときにも、同じ姿勢に安定してゆく
ようになっていきます。
記憶としての、動きの流れが、そのまま不要なときにも
流れているわけですね。
なので、前かがみになっている時間が長くなり。
肩が前方に入り気味になって、胸を圧迫して
呼吸が浅くなっていくという方向へカラダは向かって
いきます。
日々の積み重ねってすごい力になるんですね。
このような不要な枠や制限が、知らない間に
身体にかかっていることがあります。
一日の終わりにリセットできると、積み重ならないで
リフレッシュされてゆきます。
ぜひ、夜寝るときには、身体をゆるーっとリラックスして
ゆっくり休息がとれる環境作りをしていきましょう。
ゆさゆさーっ、ぷらぷらーっと手足を振って、
コリをほぐすようにしてゆくだけでも、リセットされますよ。
自分だけでなんとかならないカラダの疲れやコリ、
いろんな症状は心の在り方とリンクしていることもあります。
お一人で悩まず、みてもらうことも提案してゆくと
あらたな身体との付き合い方、自分との付き合い方が
見えてきたりします。