カンヌ受賞作にもなった「怪物」みてきました。
是枝監督の作品は見終わった後もしばらく余韻に浸ること多いのですが、
今回も同じく…
しばらく登場人物や描写が頭から離れませんでした。
ストーリーの構成がすごい!
一つの出来事がこうも見方変わるのかと…
まだこれから観ようと思っている方もおられると思うので、ストーリーの記述は控えますが、
こういうことは現実社会でもままあることだと再認識させられました。
そして、
大人の世界…常識や価値観、ことなかれ主義までもどれだけ子供の世界に影響を与えるか
子供の世界…大人の知り得ないことの方が多くて、はるかに残酷でシビアな面もあること、子供は傷つきながら成長していくこと
など感じ入りました。
自分の子供が同じ年くらいの時に観たらけっこうきつかったかもしれないです。
こんな時だったら自分ならどう声かけるだろう、なんて想像することもありましたが、
私も思い返せば、子供を信じられなかったり傷つけるような言動もたくさんとってきたと思います。
正解なんてひとつではないけれども、
傷つけたり傷つけられたりする方より、より愛のある方へ進んでいきたいなと今思います。
そして一言、
「いじめは子供も大人もやっぱあかんよ!」
人は一人一人違うことが当たり前だということを今の日本でもっともっと当たり前になってほしい!
ここでヨガに話が移りますが、
ヨガをする意味=「自分にとっての真実を見つけること」だと思っています。
自分をみる時他者をみる時、他の判断基準や価値観に引っ張られるのではなく、
自分にとっての真実を見出だすこと、それを大切にすることは自身の幸せに繋がるものだと思います。
ストレッチやエクササイズのような気持ちで始めたヨガですが、今は私にとって心身を整えるベースになっています。
世界中から無用な争い事や人を傷つける行為が一つでもなくなることを願って、
エクササイズを越えた、精神を整えるツールとしてもヨガを伝え続けていきたいと思っています。