オリン・スウィフト "アブストラクト" [2013] | 直感ワイン!! 

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Orin Swift, Abstract [2013]
オリン・スウィフト "アブストラクト"

 

アメリカのワインで
洒落たデザインのラベルと言えば、
真っ先に
SQN(シン・クア・ノン)のラインナップが
頭に浮かびます。

 

そのSQNと
ワインのタイプやラベルのデザインにおいて、
同じ系統にあるのがオリン・スウィフトです。

 

この両者に共通して言えるのが、
アートなラベルもそうですが、
その味わいにおいても高い評価を

得ている点です。

 

SQNは、シラーやグルナッシュの
ラインナップにおいては、WAで
毎回99もしくは100ptと驚異的なスコアを
叩き出します。

 

一方のオリン・スウィフトも、
近年各ラインナップにおいて、
WAで93~97ptを獲得するなど
かなりの高い評価を得ています。

 

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ちなみに、
この両者の最も大きな違いは価格。

 

SQNは、最新ヴィンテージが
最近一気に日本に入りましたが、
一番安い"ライトモチーフ"で約25,000円
最も高い"ラトラパンテ"(WA100pt)などで
約60,000円と、かなりお高い。

 

一方のオリン・スウィフトは
6,000円~12,000円と
SQNと比較すれば、
まだ手が届く範囲です。

 

ということで、
本当はSQNを買い漁りたいが、
価格的にちょっと厳しいので
オリン・スウィフトのラインナップを
ちょこちょこと買い集めている私です。

 

ただ、そのオリン・スウィフトも、
ワイナリーでの販売価格を見てみると、
35ドル~75ドルくらいと、
日本での販売価格と比較すると
かなりお安い。

 

現地のショップでは、そこから更に
数ドル安く販売しているところもあります。

 

このアブストラクトでいえば、
私が購入したのが約8,000円で、
ワイナリーでの販売価格は35ドル。

 

最新のヴィンテージの価格を
比較してもやはり
同じくらいの差があります。

 

アメリカのワイン全般に言えることですが、
ビッグポンド(太平洋)を渡るのに
お金が掛かるのはわかりますが、
もう少し安く入れてくれるといいな~(笑)

 

 

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色は濃いルビー色。
中心は黒味を帯びている。

 

粘性はやや強め。

 

香りは完熟したプルーンのジャムに加えて、
インクやタールのニュアンスも。

 

アタックは強め。


とてもよく熟した黒果実が中心の
フルーティな味わい。

 

タンニンは滑らかで、
アルコール感は強め。
熱さを感じて体が火照るくらい。
というのはちょっと言い過ぎか?
でも、アルコール度数15.7%は
だてじゃない。

 

そしてわずかにカラメルのような
樽のニュアンスを伴った余韻が長く続く。

 

全体的には、熟した果実味が主体の
肉付きがよく厚みのある
リッチでパワフルなフルボディ。

 

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抜栓から3日目。


初日に前面に出ていたアルコール感と
ボリューミーなフルーツの味わいがやや後退し、
それにより、最初は控えめだった
クリーミーな樽のニュアンスが存在感を増し、
よりバランスの取れた印象に。

恐らく、こちらが真の姿に近いのでしょう。

 

カリフォルニアの、
スーパーグレートヴィンテージ2013の
パワフルなワインということで、
飲み頃を狙って飲むには
少々忍耐が必要なようです。

 

 

⇒ ラベルギャラリー

⇒ ワイナリーHP(英語)
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◇ワインデータ◇
Orin Swift, Abstract [2013]
オリン・スウィフト "アブストラクト"
品種:シラー(Syrah)、
グルナッシュ(Grenache)、
プティ・シラー(Petite Sirah)
カテゴリ:赤 / フルボディ
Alc.15.7%
国地域:アメリカ / カリフォルニア
生産者:オリン・スウィフト(Orin Swift)
インポーター:ピーロート・ジャパン(株)
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