ロストブロック シラーズ [2013] / ティレルズワインズ | 直感ワイン!! 

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Lost Block Shiraz [2013]
ロストブロック シラーズ

 

イル・モラリッザトーレの
“フリウ・リー” に続く、
トラクターシリーズ第2弾です。

 

このワインラベルになぜトラクターが
登場するのか?

その答えはワインの名前、
“ロストブロック” にあります。

 

ロストブロックとは、
1993年に実際にあったお話で、
当時のマネージャー クリスがうっかり
収穫するのを忘れてしまった区画、
“Chris’s lost block”
にちなんで名づけられた名前です。

 

LostBlock2

 

このロストブロック シリーズは
現在6種類あり、それぞれのボトルには、
計画収量と実際の収穫収量が合わないため
にワイナリー中を走り回って、
収穫を忘れた区画を探す
クリスの絵が描かれています。

 

シラーズはその6種類のうちの一つで、
クリスがトラクターの下を覗きこんで
ロストブロックを探しているという、
最も間抜けなシーンが描かれています。

こんなところにシラーズへの力の入りよう?
が見て取れるのがまた面白いところ(笑)

 

さて飲んでみます。

 

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色はやや明るめの紫色。

 

香りは開いている。
量は中程度。


プルーン、シナモンにカラメル、
そして黒こしょうによる
スパイシーさも感じられる。

 

飲むと、タンニンは滑らかで、
熟したフルーツの甘味があり、
その影には微かな苦味もある。

 

そして後には、
プルーンとシナモン、
そこにスパイシーなニュアンス。

 

全体的には、
朗々として温かみがあり、
非常に飲みやすいスタイルの
ミディアムボディ。

 

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造り手であるティレルズワインズは
ハンター・ヴァレーでも有数の規模を誇る
老舗ワイナリーでラインナップも多彩。

 

中でもフラッグシップの
ワインメーカーズセレクションは
多数の受賞歴を誇りますが、

そんな中でもとりわけ低価格帯の
ラインナップの一つである
ロストブロックが日本に入っているのは、
ラベルがキャッチーなだけではなく、
味わいにも注目すべき点がある。

 

実際に飲んでみて、そんな
ラベル以外の、ワインそのものの魅力を
うかがい知ることができた点が

大きな収穫。

 

 

 

⇒ ワイナリーのHP(英語)

⇒ ラベルギャラリー

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◇ワインデータ◇
Lost Block Shiraz [2013]
ロストブロック シラーズ
品種:シラーズ100%(Shiraz)
カテゴリ:赤 / ミディアムボディ
国地域:オーストラリア /
ニューサウスウェールズ /
ハンター・ヴァレー
生産者:ティレルズワインズ
(TYRRELL'S WINES)
インポーター:(株)飯田
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