7月に予約しておいた「尾瀬沼キャンプ場」。
とうとうその日がやって来ました。
予定期間の最終日だけは天気が崩れるみたいなのですが、そんなのでずらしていたらいつ行けるのか分かりません。
勇んで出発です。
「上越市内のセルフスタンドは安いなあ。帰りはここで給油しようか。」とチェック。
この日はここで車中泊します。
以前も何度か使用した「道の駅 白沢」には温泉もあります。
駐車スペースはライトアップされて非常にきれいです。22時過ぎには消灯されますけどね。
10mほど向うの老夫婦は軽のキャンピングカーで旅行されているみたい。
風呂上りなのか遅い夕食を楽しんでおられました。
9月6日(金)の朝5時です。今日はいいお天気になりそうだ。
6時20分、「戸倉第1駐車場」に入りました。
すでに「鳩待峠」行きのシャトルバスが何便も出ています。
自分はここから「大清水」まで路線バスで移動するので2時間ほど車の中で時間を潰すしかありません。
駐車場からバス停までは5分ほど。
8:43発の路線バスに乗って「大清水」へ向かいます。(710円)
8:55 「大清水」到着。バスを待つ2時間が勿体なかった。
すぐ横のお土産屋さんでバッジを物色。
「燧ヶ岳」も「至仏山」もバッジはすでに持っているので「尾瀬」のバッジを買いました。(550円)
これがこの後の計画を暗示しているとは思いもしません。
登山届を提出して9時出発です。
「ツリフネソウ」かな。もう秋の野草に変わりつつあります。
しばらく進んでここが登山口。昔はこの右手に登山道があったのですが今では廃道になってしまい林道を歩くしかありません。
「大清水」から「一ノ瀬登山口」までは1時間の歩きです。今日のザックは14kgちょっとくらい。
「大清水」から「一ノ瀬登山口」までは低公害バスがあって、自分以外の人は全員バスに乗って行かれました。
ちょど10年前に来た時は低公害バスは試験運転中で無料だったのですが、今では片道1,000円になっていました。
10年前も歩いたけどやっぱりここは歩きでしょ。だって「尾瀬」だもん。
秋がすでに訪れているようで枯葉がたくさん積もっています。
あと1.5km。20分ほどか。
気温は22℃ほどですが湿度が少なく吹いて来る風は爽やかでした。
10時ちょうど、「一ノ瀬休憩所」に着きました。
「一ノ瀬休憩所」までのログ。
10年前はここでおばあさんが軽食をやっていてうどんやそばを食べられたのですが、もう小屋内はすっかり片付けられてしまっていました。
あのおばあさんは死んでしまったのかな?
ここから登山道に入ります。
今日の目的地の「尾瀬沼キャンプ場」まではここから2時間30分ほどです。
道はとても良く整備されていて歩きやすいです。
「こんなとこまでクマが出るのか。」
この狭くなった場所で右手の笹薮がガサガサ揺れて「何だろう?」って思いながら歩いていました。
キャンプ場で会ったご夫婦が先にここを通っていたらしく、その時も同じくガサガサ揺れて身構えていたら黒い動物が見えて、慌てて通り抜けたと言っておられました。
獣臭はしなかったけれど鹿やカモシカではなかったのでもしかしたらクマだったのかも知れません。
10年前に来た時も9月であの時はさわやかな秋だったのに、今日は暑くて暑くて汗が滴ります。
水場があったのでペットボトルのぬるい水を捨てて冷たい水に替えた後に、よくよく見たら『この水は飲料に適していません。』って書いてありました。
「そんな、もう飲んじゃったよ。」
木段の段差は緩いのですが日向は暑くてヘロヘロ。
やっと木道になりました。「中央アルプス」からほぼ1ヶ月、日常生活以外に歩く事もなかったのでもう体力がガタ落ちでした。
これ9月の暑さじゃないね。あとで知ったのですがこの日は「尾瀬」で29℃、下界で35℃あったそうです。
「カラマツ」の美しい森から涼風が吹き抜けていきます。
「三平峠」に到着。10年前もここで休憩をしたのです。
「atommamaさん」からもらったようかんと「西さん」からもらったバレンタインチョコで糖分補給。
自分ってどれだけ物持ちが良いんだ?賞味期限とか関係無しか?
「三平峠」までのログ。
あとちょっとなので15分ほど休んで出発。
ここから木道が新しくなっていました。
遠くから「カーン、カーン」と音が聞こえて来て近づくと工事の人が10人ほど新しい木道を設置されていました。
おひとりおひとりに「ご苦労様です。ありがとうございます。」と言って通らせてもらいました。
ほどなく「尾瀬沼山荘」に到着。
「尾瀬沼山荘」までのログ。
森の中は電波が届きませんがここでは「docomo系」の電波が入りました。
「尾瀬沼山荘」は絶好のロケーションですぐそこに「尾瀬沼」が見えます。
「尾瀬沼」って一級河川だったのか。
ここから木道が一気に広くなってまるで「八島湿原」のよう。
「尾瀬沼」越しに山がドーン。
さらにドーン!最初は「至仏山」だと思っていましたがあれは「燧ヶ岳」です。
空も雲もすっかり秋の様子。
木道のそばには「トリカブト」だけがまだ生き生きと咲いていました。
ここで左に行けば「長蔵小屋」、右に行けば「尾瀬沼ヒュッテ」です。
ま、どっちに行こうが同じ場所に出るんですけどね。
12:10 「尾瀬沼ヒュッテ」に到着で1番乗りでした。
先にシャトルバスで向かった10人くらいの人達は「長蔵小屋」泊りなのか?それとも「燧ヶ岳」に向かったのか?「見晴」まで足を延ばしたのか?
「尾瀬沼ヒュッテ」までのログ。
ヒュッテから「燧ヶ岳」方面を見たら「あれ?建物が1つ増えている」。
10年前は赤丸の建物は無くて黄色矢印の「長蔵小屋」しかなかったのに。
テントの受付は13時からなのでそれまでお昼を食べていましょう。
今日はサラダスパとはるさめとコンソメでスープスパを作ります。
軽いし手軽だし山には持って来いの食材です。
食べ終えてもまだ15分ほど時間があるのでテン場でも見て回りましょうか。
テン場はこのように木道の両側に
板で設置されて非常に快適なテン場です。
28区画しかなく週末はすぐに予約が埋まります。
28区画ですが1区画に2張りも可能なので最大56張りでしょうか?
テン場から戻るとぼちぼち人もやって来てちょうど受付が始まり1番乗りで受付を終えました。
取りあえず初日は良い場所にテントを張るのが最重要でこれでひと安心です。
山之介
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