6月6日(木)、なんとか休みに出来ました。
先月末からこの日に的を絞って仕事を片付けるようにしていたので多少不安はありますが、まあそのくらいなら1日くらいほっぱっておいても何とかなろう。
朝6:30 外に出たら今日は薄曇りでした。
今回の目的はあそこです。
最近よく見る「小牧ダム湖」と遊覧船の構図。
登山口に向かう林道の入口にはこの日の為に2年前からこの看板が設置してありました。
毎年6月6日は「牛嶽神社」の「例大祭」ですが20年に1度に御開帳ならぬ御開扉でご神体を拝む事が出来るらしいのです。
ここでのんびり写真を撮っていたのが間違いでした。1台抜かして行った車に駐車場の最後の1台分を盗られてしまいました。
仕方なくその先の広くなった路肩に無理やり駐車。
7:35 出発です。
現在地はここで今回は時計回りに行こうと思います。
と言うのも「例大祭」は10時から山頂の「牛嶽神社」で行われますが、いつもの反時計回りだと神社の側面から入ってしまうからです。
こちら側から行けば鳥居から入場出来ますしコースタイムが1時間40分くらいなので、今からなら9:40頃に着いてちょうど良い時間だと思ったからです。
この林道のもう1段下に「3つの滝見コース」もありますが、そっちだともう少し早く出発していないと間に合いそうにありません。
ちょっと案内板が古くて現在地がどこか分からない。
「ヨシナ」が出ていますねー。余裕があったら帰りに採って行こうかな。
「ヤマアジサイ」が咲き始めていました。野草はもう「梅雨」の時期の種類に入れ替わっているようです。
スタートからちょうど30分で展望台に到着。
展望台までのログ。
時間があるからちょっと寄って行こうかな。
「ヤマツツジ」が緑一色の世界で目立っています。
展望台の下からは「滝見コース」から登って来る登山道が繋がっています。
展望台に登ってみましたが残念ながら「富山平野」はぼんやり。
反対のあの尾根あたりが山頂に繋がっています。
これは「朴木」の花でしょうか。かなり大きかったです。
展望台から降りて現在地は赤丸のところ。これから「3段の滝」を通って「牛嶽神社」に向かいます。
林道を離れてここから「3段の滝」へ。
「スミレちゃん」がわんさか咲いていました。
ピカピカの真新しい足場資材が運ばれていました。これから修復作業が始まるみたいですね。
「サンカヨウ」の実が熟しています。食べてみたい気がしますが大丈夫なものなのか?
「3段の滝」に到着。
少し登ると良く見えました。
朝露でズボンはビショビショ。
「トリアシショウマ」なんでしょうか?なんか葉っぱが違う感じですが。
このような足場の階段を幾つか昇ります。まるで「南アルプス」に来たみたいでした。
気温は17℃ほどなんですが湿度がね、異常に高くて汗がどんどん出て来るんですよ。
糸くずみたいな花なんですが一体何でしょうね?
今向かっているのは「二本杉」の東屋です。
「エンレイソウ」にも大きな実がなっていました。
途中で開けた場所があってやっと「富山平野」が見渡せました。
これも何?「オオバギボウシ」とか?
ここから杉の植林地に入ります。
ちょっと痩せた「シライトソウ」
9時、「二本杉」の東屋に到着です。
実は「富山市」方面やさっきの展望台からはここまで車で来られるんです。
自分は周回して帰りたいのでここまで歩きにしました。しかし、ここから「大例大祭」に行った人が大勢いるんですね。
写真を撮っている間も2台やって来ていました。
東屋の後ろから登って行くとほどなく6合目。
そこから少し登ったここで左へちょっと寄り道。
草むらの中に四等三角点があります。
7合目からは階段になります。歩幅がちょうどで同じ足で階段を昇るのでだんだん片方の足が辛くなりました。
「ウツギ」かなぁ?
8合目らしきベンチでなんとスーツを来た人が登っていました。
たぶん「例大祭」の関係者でしょうが東屋から山頂まで革靴で40分登るのは辛いと思いますよ。
年配の集団を追い越し。
人の声が聞こえると思ったらようやく神社そばの休憩所が見えて来ました。
9:40 予定通り到着です。
「牛嶽神社」までのログ。
宮司さん、巫女さん、関係者の方がもう揃っておられます。
休憩所にはこのような大きな看板も掛かっていました。
地元のケーブルTVも取材に来ていました。さらには地方紙の取材もです。
鳥居を越えて神社に向かうともうすでに大勢の人が。
今まで10回以上ここに来ていますがこんなに飾られた神社は初めてです。
10時、宮司さんの仕切りで「大例大祭」が始まりました。
宮司さんの上位の神官が出て来られました。
「山田村」から見れば「牛が横たわったように見える山」で「牛岳」、「砺波市」方面から見れば「鍬の形のように見える山」なのだそうです。
さらに一説によれば元々は「主岳」が「牛岳」に変わったとの言い伝えも。
「牛嶽神社」から「富山市」までの間に大黒様を祭った神社が40もあるそうです。
その神社の総本山がここ「牛嶽神社」なのだそうです。
「牛嶽神社」と言う神社の建物はなくて宮司さん達は「越中一宮 高瀬神社」から来られています。
最後に巫女さんの「神楽 鈴扇の舞」が披露されました。
その後は関係者の玉串奉納です。
遠くに「剱岳」が見えていました。その横には「立山」もちょびっと姿を見せていました。
「神官」の祝詞で20年振りに扉が開けられました。
『皆さん。どうぞ順番にご神体をご覧ください。』と言う事でお賽銭をしてご神体を拝ませてもらいました。
ちょっと中は暗いですが肉眼ではご神体はちゃんと見えましたよ。
なんとか記念品をもらう事が出来ました。紅白のお餅とお守りです。
約1時間経ちましたがまだ神事は続いています。
私はお腹も減って来たし下山です。下山と言うか「牛岳」山頂でお昼にしようと思います。
約10分ほど登って看板が新しくなった山頂にやって来ました。
「牛岳」山頂までのログ。
さっきまで晴れていたのにいきなり雲が湧いて来て下界は全然見えなくなりました。
ここでお昼にしようとする人たちにベンチを盗られてしまったのでもっと下でお昼にします。
「ギンリョウソウ」も咲いていました。今年初の花を写したら何故か毎回昆虫が停まっているんですよ。
「3本指のブナ」
今度は「4本指のブナ」。
11:30 新7合目のベンチでお昼にします。
新7合目までのログ。
今日はこれだけ。メインは「カレーメシ」です。
本当は昨年の秋に「尾瀬」で食べる筈だったこの「カレーメシ」はすっかり賞味期限が過ぎております。
3分待つ間に「エイひれ」を炙ります。熱々の「エイひれ」は珍味です。
「カレーメシ」に「わけぎ」をパラパラ。
デザートは冷やした「ブドウとナタデココ」。ブドウもナタデココも大好きですわ。
全部完食。
11:55 下山再開です。
6合目ベンチまで一気。
その後もたんたんと下って行きますと1輪だけ「ササユリ」が咲いていました。
再び杉の植林地に入れば登山口はもうすぐ。
いつもはここから登っています。
「無事ゴール!」
と、横で「どっすん」と音がしてどこかのジジイが側溝に左前輪を落としていました。
わき見運転でもしていたのか不注意なのか。
バックしても前進しても脱出出来ません。
そりゃそうです。深さ20cmほどの側溝にどっぷり落ちているんですから。
横を通り過ぎようとしたら『すいませんが押してもらえないでしょうか?』と言われましたが
「あー、自分1人だけ押しても無理無理。それだけ落ちてるもん。」とお断りしました。
本当は朝はあそこに停めたかったんですよ。
そのさらに向こうの停めた場所に着いたのはちょうど5時間後の12時35分でした。
駐車場までのログと「牛岳」周回のログ。
「さあ、今日もプロテインだ。」
シャカシャカとシェークして飲んでいたところ『ギャギャギャー』と音が聞こえて来ました。
車を運転して戻るとさっきのジジイの車は居なくなっていました。
無理やりバックしてどうにか脱出したようです。
どんどん下って行くと先にノロノロ運転の軽四がいましてすぐ先でついに止まってしまいました。
さっきのジジイでした。無理に脱出したので前輪でも壊れてしまったのでしょうか。
同情の余地もないのでそのまま通りすぎました。
と、今度はこっちに悲劇が。ガソリンがもう無い。
麓のスタンドまで持つんでしょうか?
帰りは下りだったので何とか「井波町」までたどり着き、「ガソリンより自分の体にエネルギーを。」とコーラを購入。
その後セルフスタンドで無事給油して帰宅しました。
今回、20年に1度の「大例大祭」に参加出来て非常に嬉しかったです。
20年後はもう山になんて登るのは無理だろうな。
山之介
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