5月26日(日)の「富山県」は晴れで「金剛堂山」の山開きです。

 

 あそこは人気があって山開きにはたくさんの登山者が来るので、当日はなるべく行かないようにしていました。

 

 前日土曜日の庭木のバリカン作業と日程が逆になってしまいました。ま、いいか。

 

 しかし、「利賀村」まではちと遠いんだよねぇ。家から2時間くらいかしら?

 

 山開きは8時から始まるもよう。

 

 朝5時30分に起床して6時に外に出たらほぼ雲の無い青空。

 

 朝食を食べていませんが眠気覚ましに「L〇WSON」のホットコーヒー(120円)。

 

 「小牧ダム湖」と遊覧船。

 

 「利賀村」に入ったのは7:20頃でした。「金剛堂山」の上あたりの雲が妖しいんじゃないの?

 

 ちょっと早く着き過ぎたと思いましたがすでに30台ほど停まっています。

 

 会場である登山口に行くと受付が始まっていました。

 

 登山者リストに記入するとTOP10入りしていました。

 

 記入すると記念品がもらえましたよ。

 

 と、ここで声を掛けて来られたのは「西さん」でした。

 

 ホント、毎回よく気付いてくださいます。自分はまったく気づきませんでした。

 

 この場所は清流の流れる谷筋だからか吹き下ろして来る風が凄い。

 

 気温は15℃あるのに寒くてかないません。

 

 それに山開きが始まるまで約40分間立ちっぱなしで足が痛くなってきた。

 

 8時、ようやく神事が始まりました。

 

 この時点で参加者は100人くらい。

 

 「富山県警山岳警備隊」のお2人さんもいつの間にか並んでいました。

 

 登山者がどんどん増えて会場はすでに150人くらいいます。

 

 地元の小学校の生徒が約20人、引率の先生も3人ほどやって来ました。

 

 他には幼稚園の年長組らしき子供が3人ほど。

 

 こんな小さい子まで登るの?山頂まで約3時間ほど登るんですよ。

 

 最後にあの山岳警備隊員から注意事項がありました。

 

 8:30 山開きが終了して登山開始です。

 

 夏になれば「カジカガエル」が鳴く清流「百瀬川」を渡ればそこが登山口。

 

 みんな一斉にスタートするから長い行列で自分は20番目くらいだったと思います。

 

 さっきまで寒いのをガマンしていたのに後ろから小学1年生くらいの男の子に煽られて、登り続けていたら暑いったらありゃしない。

 

 20分ほど登って広くなった場所で1枚脱いでTシャツになりました。

 

 スタートからの急登を約30分登って1km地点。このコースは山頂まで約5kmあります。

 

 そこからほんの2分ほど進むと3差路地点。

 

 冬は左手から登って来る場所です。

 

 最初に迎えてくれたのは「ユキザサ」。

 

 ちょっとだけ傾斜が緩くなったあとにまた急になります。

 

 写真を撮ったり動画を撮っていたりするとあっという間に20人以上に抜かされました。

 

 気付けばすぐ前を登っているのはあの山岳警備隊のお2人さんでした。

 

 「ススタケ食べました?美味しかったですか?」って聞くと

 

 『あ、先週の方。蒸し焼きは美味しかったです。残りは茹でて瓶詰にしました。』って。

 

 1km地点から2km地点までがかなり長くてとても同じ距離とは思えないほど。

 

 「もうとっくに過ぎたんじゃねーの?」と思っていたらやっと出て来ました。

 

 朝は山の上に妖しい雲が広がっていましたが、梢の隙間から見える空は青一色です。

 

 「ブナ」の原生林に入りました。

 

 「片折岳」への登りで登山道の両側に咲いていたのは「イワカガミ」。

 

 この辺りでは1本の株に咲く花の数がやたら多いです。ふさふさ~。

 

 やっと「片折岳」に到着。

 

 「片折岳」までのログ。

 

 ここで追い着いて来られたのが「西さん」達でした。

 

 写真を撮っている間にもどんどん追い越されて・・・。


 せっかく登った「片折岳」ですがここから一旦下ります。

 

 2月に来た時はあの雪庇が待ち構えている場所に下るわけです。

 

 その下って行く途中がここであそこが山頂です。

 

 冬の時の時の様子。

 

 下ってから登り返す急さを覚えているからよけいに辛いわ。

 

 ここの下りで初「マイヅル」。

 

 冬と違って初夏はカラフルだから楽しめますが。

 

 やっとこさ3km地点。

 

 朝6時頃にあんぱん1個を食べただけなのでさすがにお腹も空いて来た。

 

 「なんか持って来てなかったかな?」とリュックを探ってようかん。

 

 ここからの登りで前日の庭木のバリカン作業で痛めた右の腰がまた痛くなって来ました。

 

 右の腰を基点に左右にバリカンを振っていたから腰からお尻にかけて痛い。

 

 気温はずっとこのくらいでTシャツ1枚になればなんとかガマン出来る。湿度も低めだし。

 

 ここが最下点でここからひたすら登るだけ。

 

 右手には「白山」が

 

 左手に見えているのは「黒部五郎岳」のあたりなのかな?

 

 1つ登り返したら4km地点、あと残り1kmか。

 

 しかし、ここからあと30分で本当にあそこに着くのかね?ちなみにここの左も雪渓がすごかった場所です。

 

 腰の痛みに加えてふくらはぎも悲鳴を上げ始めたのがちょうどこの頃。

 

 足回りは冬も夏もいつも同じなんですけどね。

 

 ところで、今日はどこまで登ろうか?今の体力だと山頂には12時くらいになるか?

 

 「前金剛」でヤメておくか。さらに40分頑張って「奥金剛」まで行くか?

 

 今年の冬に登った時は風が強くて「前金剛」で下山しました。

 

 雪が無い時くらいは「奥金剛」まで行ってそこでお昼にする!

 

 あれを登った奥にもう1つ登りが隠れていてそこを登れば山頂。

 

 前を歩いている人がしゃがんだ場所に「カタクリ」が咲いていました。

 

 山の下の方では6月の花「ユキザサ」が咲き始めているのに上では早春3月の「カタクリ」がまだ咲いているなんて不思議。

 

 「カタクリ」は全部で4つ見つけました。

 

 「オオカメノキ」もちらほら。

 

 これがビクトリーロード。(と思ったら違ってた。)

 

 朝から吹いている風がこの辺りでは心地良い涼しさ。(と、この時は喜んでいた。)

 

 「ミツバオーレン」を見つけて喜んで撮っていたら

 

 その先には群生していました。

 

 後ろを振り返ると女性が1人とおじいさんが1人いるだけで他には全然登って来る気配なし。(いつの間にか自分が最後尾って事に気付いたのは山頂で。)

 

 11:30 ようやく「金剛堂山」山頂に着きました。

 

 お神酒がありました。風が強くて「辰之進」が吹っ飛ばされるので赤丸の隙間にちょこんと。

 

 ちなみに2月はこうでした。

 

 山頂には25人くらいいました。途中追い越していった人数を考えたら「奥金剛」方面に20人位は向かったんじゃないかな?

 

 山頂で声を掛けてくれたのは「ゆうごうさん」でした。

 

 「奥金剛行かないんですか?」って聞いたら

 

 『中金剛の途中までいったけど爆風でヤメて戻って来ました。』と言う事でした。

 

 確かに、ここに立っていても風がやたら強い。ここはまだ笹が風除けになってくれていますがそれでも風速6~7mほど。

 

 「風衝草原」の「奥金剛」なんて爆風過ぎでしょう。

 

 て、事で諦めてここが今日の山頂です。

 

 「西さん」達に続いて「ゆうごうさん」たちも下山されて行かれました。

 

 お昼はカップ麺に途中4つだけ採って来た「コシアブラ」。

 

 今日は「えいひれ」を炙って食べます。「あ~こおばしい。珍味。」

 

 3分経って山菜ソバの出来上がり。

 

 お蕎麦を食べている時に向かいにいたのは「利賀村」の青年団の団長さんです。

 

 そうです、「利賀村」の今の団長さんは女性なんです。いろいろあるんでしょうね。若い男性がいないとか。

 

 青年団がお神酒を持って登って来られたみたいです。

 

 そばを食べている間誰も登って来ない。って事はほぼ自分が最後だったって事ですね。

 

 一体、何人に抜かされたのか?

 

 そこへ元気な声と共に登って来たのは地元の小学生20人ほどと先生。

 

 山頂は一気にいっぱいになりました。

 

 しかし、あの急な登りや大きな段差がいっぱいのところを登って来てまだ体力が残っているとは小学生は凄い。

 

 体力の無いおじさんはここでデザート。

 

 今日も冷え冷えにしてあります。

 

 食後に周囲を見てあそこの奥に「中金剛」。さらに奥に「奥金剛」があります。

 

 向こうから戻って来る2グループ10人ほどが小さく見えました。

 

 山岳警備隊員も一応向こうまで行ったんだろうな。

 

 冬はこう見えていました。

 

 風は一向に止まないしだんだん汗が冷えて来たので12:10下山開始です。今からなら下山は14:30頃だな。

 

 赤丸の所が「上百瀬」の集落で矢印のところが旧「利賀バレースキー場」のゲレンデです。

 

 登って来る時は全く気付かなかった「ショウジョウバカマ」。

 

 こっちは「野イチゴ」でしょうか?

 

 4km地点まで15分。

 

 左手に見えている山は「そばかど峰」で登山道がありませんが、積雪時は「奥金剛」から周回してあの稜線を下って帰る事が出来ます。

 

 ずっと下りだったのに「片折岳」への登り返しが辛い。

 

 もう6月間近なのに「タムシバ」が盛りでした。

 

 3km地点までは約40分。

 

 最後の登り返しが辛くて足が止まる。

 

 振り返って「よくあんな所まで登ったもんだよ。さあ、帰ろう。」

 

 「片折岳」までは45分ほどでした。

 

 登って来る時は自撮りできなかったので帰りに。

 

 2km地点までは1時間。

 

 雪が積もっている時の方が下るのは楽しいし、膝に来る衝撃も少ない。

 

 3差路分岐に着いた頃にはだんだん歩くのに飽きて来ていました。ここを真っ直ぐ進めば冬の登山口へ。

 

 1km地点までは1時間20分で最後の水分補給。

 

 ここからあと30分ほどです。

 

 川が流れる場所で「西さん」達をロックオン。結局登山口までに追いつけませんでしたが。

 

 登山口手前に咲いていたのは「ラショウモンカズラ」かな?葉っぱが虫に喰われている。

 

 結局、下山は1時間45分ほどで広場は完全に片付いていました。

 

 登山口までのログと「金剛堂山」のログ。

 

 

 広場周辺の車は居なくなっていたものの、林道沿いにはまだ30台以上並んでいました。

 

 今回は3km地点あたりからバテバテで、4km地点では右の腰が痛くなって、山頂直下の30分はヘロヘロな姿で登っていました。

 

 完全に体力、筋力が落ちているのを実感しました。

 

 運転中、喉がカラカラになって水も無くなったので途中のここで補給です。

 

 「え~、なになに?名水だけど飲むなって。そりゃ無理だよ。」

 

 ペットボトルに汲んでちょっとだけ飲みました。

 

 「井波町」に入ったコンビニでコーラを購入(118円)。あっという間に飲み干しました。

 

 

 

 今年はこれで3回目の山開き参加です。

 

 残るはあそこか。今年は20年振りの大行事があるあそこです。

 

 

 

 山之介

 

 

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