2月24日(土)の「富山県」の天気は曇り後お昼頃から晴れて来る予報。
せっかくの3連休の初日も最終日も雨の予報なのでここは中日に行っておきますか。
と言えども晴れて来るのはお昼頃だしあんまり時間のかからない山が良いでしょう。
って、事で選んだのは「八尾町」の「夫婦山」。
20日(火)の「旬景とやま」でも放送されていました。
取材日は晴れで雪もかなり融けていたそうです。
朝、かなり寒く感じてトレーナーをいつもより厚手の物を選びました。
外に出てみればどんより厚めの雲。
外気温は3℃。とてもそうは感じられない寒さでした。
今日はいつものコンビニに寄らないコースなので自販機でミルクティーを。今日は帰って来るまでこれ1本です。
「八尾町」に向かうと、なんか平野部より曇ってるよね。雨でも降っているんじゃないの?
そして「八尾町」の集落を抜けると景色が一変しました。
平野部では雪なんてどこにもないのにここだけ昨夜から降っていたみたい。
そのうち道路にも10cmほど積もり出しました。
たまたま自分が向かう方角に行った車があったらしく、わだちが出来ていましたが一応4駆に切り替えて運転しました。
この看板に来るのは2回目ですが、どうも良く分からない。こんな分岐なんてないんだけど。
あれは「祖父岳」かな?いやあんなに低くないハズ。にしても雪が降って来るとは想定外でした。
とにかく案内板を頼りに進みました。この先へも車が数台行ってるみたいでわだちが続きます。
この看板まで来たら行き過ぎ。ちょっとバックして橋を渡ると
駐車場らしき場所になんと先行車が3台も。
着替えて準備をしているとすぐ近くの家の住人が
『今日は何かあるんですか?こんな雪の日に登山者が次々と。』って言われました。
「いやー、昼から晴れると聴いたんで来たんですけど八尾は雪が降っているんですね。」
足跡が向っていたのはこの先。
いつもは「夫婦山」に登る時は「小井波」側から登るので、この「東松瀬」側から登るのは今回が初めてです。
9:35 スタート。山頂までは1時間40分ほどらしいです。
「東松瀬のお地蔵さま、初めまして。」
「気温は1℃台、めちゃめちゃ寒いけど頑張ろう!」
この時は厚めのトレーナーにして正解だと思っていました。
軽く10cmほど新雪が積もっていました。壺足でまだまだ大丈夫。
車の台数と足跡から先行者は3人と判断。さあ、合っているかな?
にしてもこの日に登山者が来るなんて、きっと「旬景とやま」の影響でしょう。
なんか冬真っ最中って感じです。「八尾町」の奥地と言うかほぼ「大長谷」みたいなもんですからしょうがない。
気温は終始1℃台~2.5℃ほどでした。
林道はここから右に曲がっていますがどうやらここで左にも行けるみたい。
足跡は左右に分かれていましたが左の直登の方が面白そう。
このあたりが登山口なのかな?
登り切ると次第に杉林になって右手をふと見たら
ずっと奥に登山口の案内板らしきものが見えました。あっちが正規の登山口だったのか。
でも少し登ると看板があったのでこの道で合っているようです。
たぶんあの山影の高さまでは登る必要がありそう。
この写真を撮った時に暑くてジャケットを脱ぎました。厚手のトレーナーが裏目に出たわ。
しばらく登ってここで写真を撮ろうとしたらカメラが無い!!
きっとさっきジャケットを脱いだ場所で落としてしまったんだ。
リュックを置いて探しに戻る事約100m、さっきのジャケットを脱いだ場所の雪の中に黒い物が埋まっているのを発見。
無事にカメラを回収出来ました。これカメラが黒だったから見つかったけれど白色やシルバー色だったら見つからなかったかも知れません。
今日は、家を出て20分くらいしてから登る時にスマホを入れるウエストポーチを忘れて来た事に気付いたし、カメラを落とした事と言いこの先ズボンのポケットに入れているスマホをどこかで落としてしまいそうな予感。
リュックをデポしたところまで戻って来ました。よけいな汗をかいてしまったわ。
右手を見たらどうにも「祖父岳」っぽい山がどんと。
ここから杉の植林地に入るみたい。
雪が積もっていても階段は階段か。
この場所の木々に積もった雪が1番きれいでした。
ここから急登で途中にベンチ。夏場なら絶対に腰掛けたい場所。
足元に看板があってどうやらここは「祖父岳」の展望台らしい。
振り返ると正面に3つのピークが見えて正直どれが「祖父岳」なのか?
1番左のこれかな、やっぱ。
そのまま進むと沢がある場所は雪が完全に融けていました。凍らないんだね。
先行者はここでかんじきを履いたみたいでした。自分はまだ壺足で行ける。
ここからほぼ横移動になりましたが右が杉の植林地で左が紅葉樹林帯。
里山ってこんな境界線の場所ってたくさんありますよね。
そしてここから谷を登ります。これがまた急でロープが埋まっているんだけど冷たそうだし。
あそこを抜ければ「松瀬峠」やな。
「松瀬峠」に到着。右手は「男峰」へのコースになります。
「松瀬峠」までのログ。いつもは右上のオレンジ線の方から登って来ています。
ベンチの後ろにかんじきが2つデポしてありました。
一方、左手のこちらは「女峰」へのコース。
体力のある内に「男峰」に行っておきますか。先行者もそちらへ向かった様子。
「男峰」までは25分ほどですがめちゃくちゃ急で夏場でさえちょっと恐い場所があります。
めちゃくちゃ急な場所の始まり。この先から女子の声が聞こえて来ます。
どんどこ登って行くとおばちゃま2人組に追いつきました。
「こんな天気に良く登りますよね。」って聞いたら
『昼から晴れるってゆーし、旬景とやまで登っていたから。』って、やっぱりそうかい。
なんでも男性3人組が追い越して行ったらしい。今日は先行者は5人だったか!
おばちゃま方を追い越してここは超危険なトラバース箇所。
後ろを向いたらおばちゃま方もしっかり着いて来ていました。
右上方に見えて来たのはあの展望大岩。あそこは雪がある時はちょっと登りたくない。
S字の木。
最後の難関、ロープ付きの岩場を登り終えて下を見たらおばちゃま方も登って来ました。
「滑り落ちるなよ。」ここは帰りが恐い場所です。
展望大岩には寄らずに山頂を目指します。
つらら~。
ここまで来ればあとは緩い登り。
そしてビクトリーロード。
11:15 「夫婦山(男峰)」山頂に到着。
雪少な!標識が出ているよ。
「夫婦山(男峰)」までのログ。
山頂からの展望は・・・無いです。午後から晴れる予報だからね。
山頂には男性3人組「おじさんず」ってゆう人たちが居ました。
そのうちおばちゃま方が来ると思いきや、登って来たのはソロの男性。
そして『きゃっきゃっ』とおばちゃま方が到着。
「おじさんず」からお菓子を頂きました。
お昼にするにはちょっと早いから「女峰」に行ってからにしようかなあ。
おばちゃまの1人が自分の履物に気付いて『それブーツ?』って聞かれたので
「あ、長靴です。」って言ったら5人とも驚いていらっしゃいました。
「1年中ほぼ長靴で登っていますよ。」っていったらさらに驚きの皆さん。
6人でおしゃべりしていたら雪がチラチラ降ってくる始末。
この人がお菓子をくれました。
「おじさんず」は下りに備えてアイゼン(12本爪)を履かれて下山されて行きました。
こんな里山で12本爪なんて必要かな?
5分ほど遅れて自分も下山です。一応8本爪を持って来ていますが長靴のままでいいや。
展望大岩まで来ると「おじさんず」が登っていらっしゃいました。
3人も行けば場所は無いし恐いから寄らずに下ります。
すると途中でソロ男性がサクサクと追い越して行かれました。
ここからの下りは超危険、さすがにロープを使ってクライムダウンしました。
再び「松瀬峠」。
ソロの男性はそのまま下った様子。あの5人も「女峰」には寄らないと言ってたな。
「夫婦山なんだから女峰にも寄らないと夫婦にならんだろ!」と変な理屈をつけて登ります。
ここからは誰も登っていないノントレースを1番乗りです。もちろん壺足で。
木のトンネルがきれいでした。
あの杉の木の下まで行けば山頂です。
12:05 「女峰」山頂に到着。
今回から春秋用の茶色のジャケットになりました。
「女峰」までのログ。
こっちは木がジャマをして展望が無い山頂です。
ここでお昼にしようかなと思ったら「おじさんず」が登って来られました。
『よくあの下りをアイゼン無しの長靴で降りられましたね。スコップと長靴の写真を撮らせてください。』ってさ。
写真を撮ったら下って行かれたのでお昼にしようと思ったら、こっちは風が吹き上げて来て寒い。
今日はお昼無しで下山する事に。
途中で今度はおばちゃま方が登って来られました。
結局5人とも「女峰」に登るのね。
3たび「松瀬峠」。「おじさんず」に追いつきました。
ここで今日初の水分補給で1口だけ。買った時はホットだったのにすっかりコールドの冷え冷えになっていましたよ。
「おじさんず」が行ったあと下山開始です。
あっ、今日はこの格好で登っています。
「祖父岳」展望ベンチまで戻って来ました。
やっぱり下りでは好きなように行きますよね。トレースがバラバラ。
最後に気になっていた登山口の看板に寄ってどんな事が書かれているか見ておきます。
真新しい看板でしたが特に気になるような事は無しでした。
ここから林道を15分ほど下って
13時ちょうど下山です。
結局、昼から晴れる予報が晴れませんでした。
下山までのログと「夫婦山」のログ。
あっ、山頂で「天皇誕生日」を祝うのをすっかり忘れてた!
「男峰」は積雪があるとちょっと危ないコースです。
1番危ないのは3月になってザラメ状の雪になった時です。滑りまっせー。
「八尾町」を出たら青空が広がって来ました。
同じ「富山市」でも「八尾町」と平野部じゃ全然違う天気なのね。
途中、「ゆで〇郎」に寄ってかけそば(430円)とクーポンでかき揚げを。
いつもなら冷たいおそばにするのですが今日持って行ってたお昼がカップそばだったので熱いおそばが食べたくなりました。
山之介
人気ブログランキング
「祖父岳」は尾根が細いしかなり急だから冬は危ないんだろうなぁ。
そもそも登山口まで車は入れないんじゃないの?