2月12日(月)「振替休日」の「富山県」、「南砺市」でも晴れの予報である。

 

 大概、毎年この連休中の2日は晴れるので、この時に「金剛堂山」に登ります。

 

 「医王山」から帰って来て23時過ぎに寝付いて一気に眠ったら3時に目が覚めました。

 

 もう1度寝て起きると6時。

 

 この日は晴れるとは言っていましたがは夜半から雨から雪に変わる予報も出ていたので、起きてからすぐに外を見たら庭ですらうっすら雪が積もっていました。

 

 すぐに天気予報をチェック。

 

 「南砺市」・・・昼から晴れか。

 

 これを1時間表示にすると・・・9時まで雨か雪で曇り→11時から晴れとな。

 

 「う~ん、微妙やな。」これだと登山口に着いた時には雨かも?

 

 週間予報を見たら17日(土)も晴れ間がある。延期した方が良いのか?どうか?

 

 念のためネットでもチェックしてみたらやっぱり同じですね。

 

 別のサイトでは・・・10時まで雨か。

 

 さあて、どうするか?行ってみて雨なら帰ってくるか。

 

 って事で出発。自分んちでは曇りなんだけどね。

 

 気温は1℃、そりゃ雪もちらつくよね。

 

 今日は朝ご飯を食べずに出発するので昨日買っておきました。

 

 「小牧ダム」と遊覧船乗り場。寒そうー。

 

 「利賀村」に入ると景色が一変。道まで真っ白。

 

 さらにさっきまで晴れそうだったのに真っ白になって雪が舞っています。

 

 昨夜から15cmくらいは積もったようで除雪車があちこちで3台ほど出ていました。

 

 「利賀村」の集落に近づくと空が明るくなって来ました。「こりゃ晴れるぞ。」

 

 8時、駐車場に到着。エンジン掛けっぱなしなのに外気温0℃。って事は実質-1℃くらいですね。

 

 先行車は10台ほどでした。昨年来た時は駐車スペースに停める事が出来なかったほど大勢来ていたのに。

 

 以前はこれが普通でした。コロナになってから行き場を失った人がわんさかやって来ていたのです。

 

 しかし、これじゃ早めに出ちゃうとラッセルになるかも知れなさそうなので、今着替えている人達が出払ってから出発する事にします。

 

 今日も、この格好。トレーナーだけはいつもより少し厚手の物を着て来ました。

 

 8:15出発。のっけから40分ほど急登です。

 

 あの角度で登って行きます。

 

 先行者は2、3人ほどなのかな。トレースがイマイチ。あの車の人達はスキーに来ていたのかも?

 

 とりあえず壺足で登ってみようか。

 

 自撮りとか動画とか撮っていたらおじさん達2人組に抜かされた。この人達にはもう2度と追いつけませんでした。

 

 今登っている角度がこれ。30°以上ありますよね。

 

 等高線はビッシリ。

 

 雪質がサラサラで壺足だと滑って登れない。6本爪アイゼンでもあれば助かるのですが持って来ていなし。

 

 頭上にはあちこちに「宿り木」が。

 

 ここが夏道との合流点です。

 

 夏は左手から登って来ます。

 

 この先の登りは壺足では滑って無理そうなのでかんじきを履きました。

 

 左手に見えているのが「旧 利賀バレースキー場」です。駐車の大半は向うに行ったのかも?

 

 この谷を登るのがめちゃくちゃ急なんですよ。厚手のトレーナーが裏目に出たわ、一気に出る汗。

 

 昨日温度計を紛失したから今日の気温は分からない。けどこの時点で1℃くらいかな。

 

 汗まみれになって登り切りました。ここから少し緩くなります。

 

 今年は雪が少ないから雪庇の張り出しも全然少ないです。

 

 青空が少し出て来たよう。すぐに消えたけどね。

 

 「片折岳」へのビクトリーロード。

 

 10:25 「片折岳」到着。ここでまた1人に抜かされました。

 

 今年は看板も出ていました。

 

 「片折岳」から山頂を見ながら「もうヘトヘト、ここで帰ろうかな~。」

 

 昨日の「医王山」の疲れが出て来たのもある。体力の無さを感じたのが1番の原因。

 

 だってね、山頂あそこだよ。ここから約1時間20分。それも夏で。

 

 帰りたい気もするけど後ろから女子の声が聞こえて来るので引き返せないよね~。

 

 この先の行程が分かっているので尚更気弱です。

 

 さらに朝は結局パンを1個しか食べなかったのでお腹も減って来ました。ジャムパンを持って来れば良かったよ。

 

 一旦下ってから約400m登ります。

 

 左手のスキー場がもうあんなに遠くに。

 

 下って登り返していたらさっきの女子2人組に追い越されました。これで追い越されたのは5人か。

 

 雪庇のそばを登って行きます。山頂はあのもう1つ先ですわ。

 

 今年はやはり雪庇の張り出しが少ない。おねーさん方もうあんな所に。

 

 とにかく「金剛堂山」って長いのよ。すでに「片折岳」から50分は登っているのに

 

 登ったら必ず次のピークがある。

 

 それ見た事か。手前に1つ隠れていたわ小ピーク。

 

 ここで70歳くらいのおじいさんに抜かされました。

 

 「ここからあと30分くらいですかね?」

 

 『15分で前金剛まで行けるんじゃない?』

 

 って、言われたけれど絶対無理だわ。

 

 山頂には5人ほどしか向かっていない感じでかんじき履いていてもゴボる。

 

 今日の飲料はこれだけ。しかも昨日の「医王山」の残りだから200ccくらいしか残っていません。

 

 ここで初めて水分補給。結局この日は2回しか水分補給しませんでした。

 

 モンスター群現る!!

 

 ドレッドヘアみたいになってる。

 

 雪が葉っぱみたいになってる。

 

 山頂の方は吹雪いているみたい。この時間は曇りの予報だから仕方ないか。

 

 黙々と登ってこれが「前金剛」へのビクトリーロード。

 

 12:00 「前金剛」に到着です。

 

 もうヘロヘロで自撮りもやっとでした。

 

 「前金剛」までのログ。

 

 いつも次の「中金剛」へ行くのですがそこは真っ白な状態で見えず。

 

 あそこって風の通る場所でいっつもああなるんですよ。

 

 山頂には7人くらいしかしなくてそのうち向かいの尾根をスキー場側からスキーで登って来た5人組が到着。

 

 写真を撮ってあげました。スキーなら帰りは楽ですね。

 

 今日は「中金剛」まではまだ誰も行っていなくてノントレース。

 

 天気も晴れじゃないからもう3人くらい下山されて行きます。

 

 自分もどうしようか悩みながら風を避ける為にざん壕を掘っていたら、この方が『もう下山するのでここ使って良いですよ。』と譲って下さいました。

 

 立派なざん壕ですが風が冷たいのでさらに掘り下げて肩まで隠れるようにしました。

 

 この人達全員「中金剛」を見つめて『誰か先に行ってくれないかな?』と待っているのが見え見え。

 

 自分はもう先にお昼にします。今日はこれだけ。

 

 カップ麺に乾燥野菜を追加して増し増しにします。

 

 3分待っていたら「中金剛」が見えて来ました。

 

 でもね、見えている時に向こうに向かったら途中からまた真っ白になるんですよ。

 

 「中金剛」ってそんな場所です。

 

 晴れていれば暑いと思うのですが汗が引いて来ると背中が寒い。こんな時には熱々のカップ麺が何より。

 

 そしてお餅を煮ます。

 

 ぜんざいです。これが1番暖ったまりました。

 

 ぜんざいを食べているとしびれを切らした勇者が空身で「中金剛」に向けて出発しました。

 

 それを眺めながら私は「西さん」から頂いたバレンタインチョコをかじっています。

 

 2人が向かったのをきっかけに次の2人が、そして1人が「中金剛」に向かいました。

 

 自分も行こうかと思いましたがもうお昼食べちゃって腹いっぱいだし。

 

 ここはドローンで行ってもらいましょう。

 

 「中金剛」に向かって飛ばしていたらまた真っ白になって、「こりゃヤバい、ロストしちゃうわ。」と、即帰還。

 

 スキーヤー5人が居なくなったので雪庇の下の方を覗いたら、向かいの尾根に向かって滑っていました。

 

 そして「中金剛」はまた晴れて来た。5人が見えます。

 

 結局、この日は5人だけ向かったようであとの人はここで引き返したようです。

 

 13時には下山開始するつもりでしたが「中金剛」を眺めていたら15分オーバー。

 

 13:15 下山開始です。駐車場に着くのは15:30頃かな?

 

 このすぐ先は雪庇なんですよ。

 

 ここも登って来る時はもっと左を歩いていましたが、誰か雪庇ギリに歩いたみたいで自分も歩いてみました。

 

 登って来る時と下りでは大違いですわ。遠くに重なるように見える山々がまたなんとも素敵で。

 

 餃子の皮みたいになっている雪庇。

 

 人が写っていると大きさが分かりやすいですね。

 

 ちなみにこの女性は75歳で向かいの尾根から周回されて来たそうです。

 

 振り返ったら青空が広がって来ました。昼から晴れって今14時だよ。遅いよもう~。

 

 ここでかんじきを外しました。下りなら滑っても全然大丈夫だし、むしろ面白いわ。

 

 下ってから登る。

 

 さらに下ってから登る。

 

 最後に下ってから「片折岳」に登り返しです。いつの間にか朝抜かされた女子2人組に再び追い越される。

 

 ここから軽く下って「片折岳」へ。

 

 14:20 「片折岳」。ここまで1時間か。そしてここからあと1時間ちょっと。

 

 青空がどんどん広がって来る感じ。

 

 中央に「百瀬川」とその周囲に「利賀」の集落。

 

 そりゃ往復で20人近く歩けば踏み固まっちゃうよね。

 

 そしてだんだん規律が乱れてトレースが増えていきます。最後は一面踏み跡だらけでした。

 

 夏道との分岐点に到着。

 

 ここまで割と早かったな。

 

 ここから朝の急登を一気に下ります。

 

 15:10 無事下山。ってゆーかヘロヘロでした。

 

 「金剛堂山」のログ。

  

 

 駐車場の気温は8℃でしたが走り出したらすぐに3℃表示になりました。

 

 「利賀」の集落を抜ける頃にはこの青空。もう少し早くこうなって欲しかったです。

 

 家までは車内はポカポカで窓を開けて帰った3連休最終日でした。

 

 登山中は2口しか吸水しなかったからか体重を量ったら500g減っていました。

 

 そして喉が渇きまくって500ccくらい麦茶を飲みました。

 

 

 山之介

 

 

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 途中でお風呂に寄って17時に外に出たらちょうど夕陽が沈むところ。

 

 この夕陽を受けて「立山連峰」がピンクに染まっていました。

 

 「薬師岳」

 

 「立山」

 

 「剱岳」

 

 「毛勝三山」

 

 もうあと5分早くカメラを構えていたらもっとピンク色だったんですよ。