袴腰山の山開き
5月17日(日)は「袴腰山」の山開きです。主催は「城端山岳会」です。 毎年参加しているので今年も行く事にします。 朝は雲が広がっていますがこの後晴れて「南砺市」の最高気温は29℃にまで上がる予報となっていました。 朝食を食べてすぐに出発したのですが、日曜日なのに意外と車の往来が激しい。 そして気付くと何故か信号に引っ掛かりまくりでなかなか進めない。 全ての信号で引っ掛かっている具合です。 もう麦秋の季節ですねー。 「富山県」内で1番安いと思われるスタンドで2,000円分だけ給油しておきます。 「ああ、山開きは8:30からなのにもうこんな時間。」 なのにまだ「城端町」の入り口に居るのです。 今日登る「袴腰山」はあの山です。 少しでも近道になるようにと「五箇山トンネル」の手前で右の林道に入ります。 この林道は最初のうちは舗装路で運転しやすいです。 いつもなら「たいらスキー場」前を通って左から抜けて来ていました。 ここで右へ行くと看板があって ここから超悪路となり、登山口までは時速20km以下で20分かかるのです。 ああ、もう開山式がとっくに始まっています。 「うぉ!」今年も参加者の車が一杯でした。 到着した時刻は9時。とっくに式は終わっているでしょう。 会場に向かうとこの距離なのに「西さん」が手を振ってくれていました。 なぜ、こんなに遠いのに自分を識別できたのか不思議です。 自分は「西さん」の声を聞いて初めて認識出来たのです。 奥に見えるのが「袴腰山」で、もう皆さん順にスタートされています。 登山道は整備が行き届いています。今日は暑くなるのですでに半袖Tシャツ1枚になっております。 「シャクナゲ」の大きな花が咲いていました。 皆さんほぼ同時にスタートするので渋滞しております。 すぐ前を歩く「西さん」とは1年振りくらいの再会です。 今日は午後から用があるそうで山頂に着いたらすぐに帰るのだそう。 気温はすでに20℃を超えております。 15分ほどで避難小屋に着きました。3年前まではここで開山式が行われていました。 反対側には赤矢印の「高落場山」と青矢印の「高清水山(たかしょうずやま)」が見えています。 ここから山頂までは45分ほどです。 「イワカガミ」がまだたくさん咲いていました。 おお!「アカモノちゃん」が咲いていました。今年初ですねー。 「ミツバツツジ」も緑の中でひときわ目立っていました。 この真下に「東海北陸自動車道」のあの10kmもある「袴腰トンネル」が通っています。 すぐ前を登るのは「五箇山」に長年住んでいるのに今回初めてこの山に登る人でした。 途中の展望台で「剱岳」と「立山連峰」が一望でした。 「イワウチワ」まで咲いている。 「タムシバ」の白が青空に映えます。 傾斜が緩くなって三差路に到着。 まずは左の山頂に向かいましょう。 「馬蔵君」初登頂です。 「袴腰山」山頂までのログ。 そして1番端っこまで行けば「白山」がバッチリコンでした。 今度は右端へ行って高い展望台へ。 その周囲は「シャクナゲ」が一杯で満開でした。 ここで水分補給をしていたら「城端山岳会」の方々が「袴腰山」を鉄塔巡視路に沿って周回するそうです。 山岳会に入っていないけれど着いて行っても良いか尋ねるとOKでした。 「城端山岳会」は参加者が飽きないように毎年趣向を凝らしてくださいます。 この方がリーダーで先頭を歩かれるので2番目をGet。 実は、鉄塔巡視路は1度巡回してみたいとずっと考えていました。 しかし、ソロで行くのは道迷いやクマとの遭遇が恐くて、これまで二の足を踏んでいたのです。 展望台から一気に100mほど下ります。 ずっと向うに見えているのは「三方山」への登山ルートにある第1鉄塔。 いつもは向うに向かって縦走していました。 今年は下って最初の鉄塔巡視路で左に入ります。 日陰で「サンカヨウ」が咲いていました。 見えて来たあれが今日のコースの最初の鉄塔です。左に見えているのが「三方山」、その左奥は「猿ヶ山」です。 その後、沢までまた下り、 今度はここから2番目の鉄塔まで登り返しです。 この山岳会の方、巡視路上に落ちている細かい木から大きな木まで全部をどけて下さっています。 2番目の鉄塔に到着で小休憩。 朝、「西さん」から頂いたナッツを食べてエネルギー補給です。 この鉄塔巡視路は広いところで道幅が1間ほどもあって、まるで「旧五箇山街道」のようでした。 3番目の鉄塔下で大きなクマの糞を発見。糞の乾きようから前日にクマが居たと思われます。 すぐに通り過ぎて今度はブナ林を下るのみです。 赤線のあたりに昔の作業道が通っています。以前は軽トラくらいなら通れたのですが、今ではとても無理な荒れようです。 ここから出て来ました。これを見て誰もこの奥に巡視路が有るとは気づかないでしょう。 ここから作業道で横移動です。 「タニウツギ」が真っ盛りでした。 やがて左手に「池の平」と呼ばれる大きな池?沼地?が現れます。 舗装路に出たところでちょうど12時。30分のお昼休憩となります。 地図上での場所はここでした。 巡視路周回参加者23人が日陰に並んでお昼です。 今日はこれだけ。 カップ飯のキーマカレーも賞味期限が切れています。 味も落ちていなくてとても美味しい。 デザートは白桃ゼリーです。 12:35 スタートです。 午後からはこの先でまた「袴腰山」に登るそうです。 山頂までが約1時間、そこから駐車場までの下りが30分で、下山予定は2時頃だそうです。 先ほどは先頭の「城端山岳会」の方に着いて来ましたが、午後はしんがりの「城端山岳会」の人の前を歩こうと思います。 これまでずっと「ここからどう登るんだろう?」と思っていました。 見るからに藪で怖くて入れません。 しかし、今日はちょっと先に登山口があると分かりました。 前日に山岳会の方々が草刈りをして下さったのだそうです。 こんな離れた場所に登山口があるなんて山岳会の人じゃないと分かりませんよね。 登山道って言うより杉の植林地の作業林道っぽいです。 前日に山岳会の人がたくさんのピンクリボンを付けてくださったようです。 と、あと標高差で200mのところでずっと前を歩いていた人が歩けなくなって、私たち2人の間に入られました。 ちょっと小太りの方でかなり歩みが遅く、この人を置いて行くわけにもいかず速度を合わせます。 すると前者の人とどんどん離されてしまいます。 ここからちょっと登ったら後ろが来るのを待ちますが、この時間がどんどん長くなります。 残りの標高差100mになったところでとうとう歩けなくなられました。 しんがりだった山岳会の人が先に登って行かれました。 ポツンと残された私たち。 まさかこの人を置いて行くわけにもいかない。 と言うのも、この辺りから登山道の整備が悪くなってこのように不明瞭な状態。 クマも居るかも知れないし、たぶんこの人1人じゃ迷うだろうなぁ。 って、少し登っては待つ時間が3分、から5分へと次第に伸びて行きました。 空はまだ青空が広がっております。 「さあ、あと80mほど登ってしまいましょう。」と声を掛けて歩き出した時に、上の方から 『お~い、お~い。』と声がしたので、 「ここですよ~。大丈夫で~す。』 と、返事をしたら現れたのは先頭を引っ張っていたあの山岳会の方でした。 しんがりだった方が先に登って責任者を呼びに行ってくれていたみたいです。 ここで歩けなくなった人は足がつりそうになっていた事が判明したので、「ツムラの68番」を渡して飲んでもらいました。 もっと早く言ってくれていたらすぐに飲んでもらえていたのに。 登山道を登って行くと上の方で 『がんばって~。』 と、何人もの声がします。 登り出た場所は朝に来ていた「白山」の見える展望台でした。 ここに着くのが13:30だったのにすでに14時30分近くとなっていました。 23人で登っていた参加者は山岳会の方8人を残してすでに下山済。 左下の方がリーダーを呼びに行ってくれた方です。 みんなに『お連れさん大丈夫ですか?』と聞かれるのですが、「初めて会った人なので良く知りません。」と答えるしかなく。 この後、歩けなくなった人も何とか到着してちょっと休憩。 ここからは10人一緒に下山です。 朝の登りでまったく気づかなかった「キクザキイチゲ」がたくさん咲いていました。 15時、ようやく避難小屋に到着です。 この後も全員で登山口まで下りると、思っていた通り車は全然残っていませんでした。 まあ、色々あったけれど、いつか歩いてみたかった鉄塔巡視路も、あの藪の登山口から「袴腰山」に登る事も出来て大満足。 しんがりを歩いていた山岳会の方が横に来て、 『ありがとう、あんたが居てくれたので安心してリーダーを呼びに行けたよ。一時は山岳警備隊を呼ばなきゃいけないかもと思っていたよ。』 と言われました。 「まあ、あの状況であの人を置いて行くなんて出来ませんからね。家に帰って1人行方不明とかニュースになっていたら嫌ですからね。」 山岳会の方も山開き当日に事故が起きたりしなくて安心されたようです。 登山口までのログと「袴腰山」周回のログ。 車に着いたのはこの時間で予定より1時間30分も遅れていました。 「城端町」の「7-11」で「金BOSS(118円)」で打ち上げ。 「7-11」の冷蔵庫ほど冷えているコンビニはないと思います。 帰り道、スーパーでこれを購入。(税込み279円) 山を歩いた日の夜は甘いものが欲しくなりますので。 山之介にほんブログ村人気ブログランキング