8月3日(火)
先日、「悪人」という、吉田修一さんの作品(上・下巻)を読み終えました。
感想から先に述べると、かなりおもしろかったです。
数日で読み終えてしまいたくなるほど魅力的だったし、話の展開の仕方が一風変わってました。
この本を本屋で手にした時は、「夏やし、なんでもいいけん小説1本読みたいねぇ~」くらいの軽い気持ちでパラパラめくってみたんですが、
なんと、福岡を舞台にした作品とは!!
冒頭から、「三瀬峠」「荒江の交差点」「県道263号線」「室見川」、中盤からは「呼子」など、学生時代に度々御世話になった界隈の文脈が続出!!
そしてそして、我が母校・西南学院大学の学生も出てくるんですよね~(事件の鍵を握る人物)
母校が小説に出てきたのは、村上龍さんの「半島を出よ」以来だったので、かなりうれしかったです。
この小説は9月に映画化されるみたいですが、
メインキャストの妻夫木聡さんと深津絵里さん、そして作者の吉田修一さんが、それぞれ、福岡出身・大分出身・長崎出身、というのが熱い!!作品の中では福岡だけでなく、佐賀や長崎も出てきます、三瀬峠やし。
旦那、この夏オススメの作品ですゼ。