12月31日(金)

 

今年もおかげさまで,健康に,無事に,1年を過ごすことができた。

 

仕事は,成果も課題もあったけど,学ぶことが多く,日々充実していた。

人生で,なかなかできない経験もさせてもらった。

それは,これまでの人生の積み重ねがあったからこそ。今まで頑張ってきてよかった。

 

このブログを始めたときは確か26歳くらいだったが、早いもので不惑の齢になった。

 

歳を重ねる度に,自分の仕事の責任の大きさや重さを,ひしひしと感じている。

特に去年からは,出会う人が格段に増えた。

価値観や仕事観が飛び交う日々。

どんなプロセスを踏もうが,土日に仕事をしようがしまいが,結果が全ての世界。

 

2022年は,もっと語りたい。語らないといけない。

 

バスケやサッカーで例えるならば,パスではなく,シュートを打たないと。

敵陣を崩す仕掛けをしないと。

ボールをもらわないと。

人任せではなく,勝負しないと。

いくつになっても,勇気をもって一歩を踏み出さないと。

 

そして,インプットも大事だけど,アウトプットはその何倍も大事。

 

自分はどんなビジョンをもっているのか。

何がしたいのか。なぜしたいのか。どんなストーリーで進めるのか。

それがないと,自分をわかってもらえない。肝心な話ができない。

 

逆に,それができると,自分の強みが増すし,個性が輝くはず。

 

目的を明確にした上で,絶対に,結果を出してやる。

絶対,負けない。

 

2022年は,不惑の一年だからこそ,確たる信念をもって飛躍の年にしたい。

 

それでは,よいお年を!

 

 

1月10日(日)

 

仕事の関係上,

教育に係わって,これまで様々な講師の話を聞き,

自らも教育書を読む,調べる等して,研鑽を積んできた。

 

小学校では,今年度から新学習指導要領が施行されたこともあり,

「各教科の見方・考え方を働かせること」や,「子どもたちに必要な資質・能力」に関しての意見交換が,識者を中心にあらゆるところで展開されている。

 

「見方・考え方」って,自分の言葉で語るとしたら,どう説明するだろう。

「資質・能力」も同様。

 

識者の言葉でも本の受け売りでもない自分の言葉で,自分の経験から,この2つを論じることに今日はチャレンジしてみたい。

 

私は,小中高とバスケをしていた。

ポジションはガードで,当時,世代の一つ上には田臥勇太選手がいた。

田臥選手のアシストは,「そこに出す!?」「よく見てるわ!」と思わず声が出るようなアシストだった。

アシストだけではなく,ゲームメイクや,自他の生かし方なども学ばせてもらった。

コート上ではなくテレビ画面越しではあったが,私のガードとしての「見方・考え方」は,今思えばこういうところから育まれたんだと思う。

 

大学生のときはラクロスをしていた。

初心者で始めて,少しずつ力をつけていったが,海外の大学の試合のビデオや,関東大学リーグのビデオなどを取り寄せて(懐かしい・・・),研究していた。これも,今思えばラクロッサーとしての「見方・考え方」を育むものであった。

 

「資質・能力」とは何か。

私は,「センスと力量」であると思う。

39歳の,今の時点では。

 

田臥選手の「資質・能力」は,当時,群を抜いていた。

それは,他の選手よりも「見方・考え方」が育まれていたからではないだろうか。

では,どうやって彼なりの「見方・考え方」が育まれたのか。

推測だが,きっと幼少期から人の何倍も練習し,研究し,トライ&エラーを繰り返して,自身の「見方・考え方」を更新していったのではないだろうか。

その結果として,センスと力量が,「資質・能力」が身に付いたのではないだろうか。

 

田臥選手とは比べものにならないが,私自身のバスケ・ラクロスの経験も,同様のことが言える。

大なり小なり,自身の「見方・考え方」の働かせ具合で,「資質・能力」は決まる。

 

こんな風に考えると,小学校の各教科における「見方・考え方」と,これからの時代に求められる「資質・能力」の関係性が,なんとなくわかってきた。

 

なぜ,学習の中で児童が「見方・考え方」を働かせる必要があるのか。

45分の学習の中で,本当に児童が「見方・考え方」を働かせているのか。

そもそも,児童に身につけさせたい「資質・能力」とは何か-。

 

 

以上,自身の経験から言葉で整理してみると,幾分かはすっきりしました。

あくまで,持論です。

 

機会があれば,今度は大好きな「スラムダンク」で,「見方・考え方と資質・能力」を論じてみようと思います。

 

 

 

 

 

1月5日(火)

 

昨年11月に,スラムダンク新装版全20巻をネットで購入しました。

 

長い年月を経てあらためて読み返すと,年を取ったのか,

最初にハマった小中高時代のときとは違った発見や感動があります。

 

一つ前の記事「ラグビーとアメフトから学ぶこと」の内容とも重複しますが,

当時は,「点を決める選手って格好いい」でした。

 

三井寿の3ポイント,流川楓の爆発力,

そして桜木花道の海南戦でのダンク,王者・山王工業戦での先取点のアリウープや,決勝点の2万本ジャンプシュートなど。

 

当時の実家の近くに,高校のグラウンド(バスケットコート)があったので,

休日は日が暮れるまでシュート練習を行ったものです。

スラムダンクや,当時の憧れの対象(能代工業や福大大濠の選手)を思い浮かべながら。

 

今,40歳手前になって,格好いいなと思う人物は,

ゴリ(赤木)とメガネ君(木暮)と安西先生ですね。

 

ゴリの好きなシーンは,山王工業戦で三井寿をフリーにするために,

痛みを伴いながらも「自己犠牲」の精神でスクリーンをかけるところです。

1年生のときの上級生との試合のときは,「俺が俺が」で三井と言い争っていたのに。

 

メガネ君(木暮)の好きなシーンは,インターハイ予選・陵南戦前の全体練習後に,桜木のシュート練習に赤木と一緒に付き合うところですね。あれも自己犠牲。

あと,桜木や三井などの仲間に対して,本人にも周りにもフォローを入れるところとか。

 

安西先生は,

〇 きっかけを与えるところ (中3の三井への一言,山王戦の前の個々への声かけ)

〇 温かく見守るところ (花道の成長過程,2万本シュートにも付き合う)

〇 指導・助言するところ (豊玉戦のハーフタイムにて,流川の渡米の意思に対して)

〇 自分に正直なところ (山王工業戦の後半,花道のアクシデントの把握を本人に伝えたところ)

〇 花道にイジられても怒らないところ(笑)

〇 結果を残すところ(山王工業に勝った!)

など。

 

時を経て,違った見方・考え方が発見できたことも収穫でした。

 

スラムダンクは,やっぱり人生のバイブルの1つです。

 

先述したアメフト・ラグビーからだけではなく,

赤木・木暮・安西先生からの学びも,仕事・人生に生かしていきます。