1月8日(金)


その日の西日本新聞朝刊および西日本スポーツの一面は、7日(木)に行われた第89回全国高校ラグビー大会(通称:花園)決勝で、2年ぶり2回目の優勝を果たした東福岡高校ラグビー部にスポットを当てた内容でした。


僕はこの全国大会が始まった時からヒガシにはダントツの力で優勝してほしかったし、終わってみれば今年のヒガシは史上最強、そして花園史上最多得点で快挙を成し遂げました。

九州の一ラグビーファンとして本当に嬉しかったです。


「東福岡17-12筑紫」 


これは、花園前の、県大会決勝のスコアです。


僕が東福岡にダントツの力で優勝してほしかった理由はこれです。

筑紫ラグビーの一ファンとして、筑紫OBの一人として、筑紫のすごさを全国に知ってほしかった。


(筑紫ラグビーをご存知でない方へ↓)

http://www.youtube.com/watch?v=WHw3WLVoES4&feature=PlayList&p=8AC323E749734EA6&index=0

今日は、1月8日付西日本新聞朝刊のコラム「春秋」を紹介して終わります。(以下、全て抜粋)


-春秋-

今季公式戦で一度も負けたことがない。

きのう行われた全国大会決勝で連勝を30に伸ばした。

全国高校ラグビーを2年ぶりに制した東福岡高(福岡県代表)のことだ。


決勝戦の前日に谷崎監督は言っていた。

「決勝というイメージはない。ゲームをするだけ」。

よほどの自信がないと、そこまでは言えない。

言わせる選手達がすごい。信頼されるにふさわしい得点を選手達は重ねた。


全国大会で積み重ねた得点274は史上最多。一方的な試合内容が多かった。

スコアを振り返ってみる。61対0、92対0、23対7、67対12、

そして桐蔭学園(神奈川県)との決勝は31対5。


スコアが最も接近した試合は実は県大会にあったことを、福岡のラグビーファンは知っている。

県大会決勝で東福岡に17対12で負けはしたがあと一歩のところまで迫った学校があったことを、全国のファンは知らない。


その学校、筑紫高は全国大会に4度の出場経験がある。

この5年間は県大会決勝で東福岡と戦い、涙をのみ続けた。

自分たちがワントライ差まで追い詰めた学校の圧倒的な全国優勝を、監督と選手は祝福していることだろう。


福岡県の出場枠を増やせないものか、と考える関係者、ファンも少なくないだろう。

大阪は3校、東京などは2校の枠を持つからそう思いたくもなる。

ちなみに今回の大阪大会の出場校は49、東京大会は55で福岡大会は41だった。


福岡は2校の時代もあった。 //