今日は、仕事帰りにTSUTAYAに寄って帰りました。

気分的に、激しいジャズピアノが聞きたかったので、矢野顕子さんのCDを借りようと思ったんですが在庫がなかったので、綾戸智絵さんのベストアルバムを借りました。綾戸さんの作品は初めて聞くんですが、思ってたとおり激しいジャズピアノです。そういや僕が上原ひろみさんにも渡和久さんに惹かれたのも、ありえないくらいのピアノパフォーマンスを魅せられた時だった・・・。

おしとやかなピアノじゃなく、たまには「めちゃくちゃ」とも表現できるピアノもいいものです。(今日別に嫌なことがあったとかそういうことではありません・笑)

あと、久々にアツイ作品に触れたかったので、NHK「プロジェクトX」の「世紀の難工事・瀬戸大橋に挑んだ男達」のビデオ(5年前くらいの作品)も借りました。

瀬戸大橋は、本土と島々と四国をつなぐ、全長9Kmの巨大大橋。

瀬戸大橋の構想が出できたのは、実はその昔、修学旅行生を乗せた船が座礁し、100人以上の中学生が亡くなったことに端を発していたことを初めて知りました。

「もし橋があれば・・」最愛の子ども達を海で亡くした遺族の思い。国が瀬戸大橋建設に首を縦に振ったのは、事故発生から15年後だったそうです。

今回の話の中心人物である技術者の方(杉田さんだったかな)は、瀬戸大橋建設の大工事の着手直前に最愛の奥さんをクリスマスイブに病気で亡くし、その後3人の子ども達を男手一つで育てながら世紀の難工事を達成したそうです。

建設構想が進んでいる最中に、オイルショックによって国からストップがかかったこと。そこから這い上がったこと。

海中の30m以上ある砂の堆積地帯にダイナマイトをかける代償に、命を奪われた多くの魚がいたこと。

漁師達に会議で説明すれば胸ぐらをつかまれたこと。その会議が500回以上あったこと。

500万人を擁して、「海中の霞ヶ関ビル」と呼ばれる、15階立てマンションほどの55mの橋台(きょうだい)を海底に設置したこと。そしてその上にできあがった橋を、完成当時10万人もの人達が歩いて本土へと渡ったこと。

そんな歴史に僕らが支えられていたことに、目頭が熱くなりました。


首都高も、レインボーブリッジも、福岡都市高も関門海峡もトンネルも、バイクや車で今まで颯爽と快適に通過してきました。そう、今まで「あって当然」で過ごしてきました。

生まれた時には地図にあったし、その一つ一つの「作品」に思いが込められていたことや人間ドラマがあったことなど思いは及びませんでした。

でも、またここを通過する時は、違った感情を持って、感謝して渡ることができると思います。


そして、世界初の世紀の大工事を成し遂げた杉田さんの、人間としての器と、世紀の大プロジェクト=仕事に対する責任感、家族への愛情に、勇気とパワーをもらった実りある神無月終日でした。


-今日の「ナンバー」-

タイトル:情熱たましい

歌手:B-DASH

~そんな気にしないで 顔上げて

大丈夫 前見て前見て 歩き出そう

生きていく力が出ない時 そんな時明日を信じて頑張るよ

凹んでも 落ち込んでも 失敗しても大丈夫

失敗は成功の元 味の元だよ

君はやさしい素晴らしい人だ 世界で一人だけの特別な人


失敗たくさんするけど成功もたくさんするよ

ケンカして仲直りして もっと仲良くなるよ

傷つけられても 傷つけちゃっても

心開いて やさしくなれる~