久々にこのワクワク感がやってきた。

ここでの「このワクワク感」というのは、読みたい本が見つかって自分の目の前にズラリと並べられた時の、心の泉から湧き出るもの。

今目の前にあるのは4冊。この4冊を読み終えた時、自分の中でまた新たな発見が生まれてることを願う。

うち2冊は村上龍のエッセイと、カンブリア宮殿の本。




僕は村上龍が本当に好きで、何が好きかっていうと、その「好奇心」。俗に言う「子供心」を失っていない作家だと思う。
売れに売れた「半島を出よ」という作品の中で、彼は登場人物である北朝鮮人にYahoo!ドームをジャックさせたり、演出に大濠公園を使ったり、ホームレスにシーホークホテルを爆破させたりするのだが、その「発想」に何より心惹かれる。仕事を離れればキューバ・アジア・ヨーロッパにすぐ飛んで行き、「世界」で遊ぶ。
自分も大人だけど、「好奇心」や「子供心」ってほんとに大事なんだと気づかせてくれた人。同時に、自分も何か「きっかけ」を与えることができる人間になりたい。

-今日の「ひと」-
村上龍(55)
職業:作家




長崎県佐世保市生まれ。主な作品に「限りなく透明に近いブルー」(芥川賞受賞)「69」「半島を出よ」「13歳からのハローワーク」等。その独特の観点は、現在「カンブリア宮殿」(TVQ) にて日本社会にメスをも入れる。