放映当時は子供ながらに人間ドラマもさることながら、昆虫とメカを足して割ったようなフォルムのオーラバトラーに衝撃を受けました。
プラモデルも人気があり、ネット通販などなかった当時は模型屋さんに通っても、なかなかダンバインのキットを手に入れることができなかったのを覚えています。
中でも後半の主人公機体であるビルバインが店頭に並んでいるのを見たことはなかったです。
Amazonを徘徊していると、旧キットの1/48スケールのビルバインが安く売られていました。
1/48スケールというと、子供の頃は高嶺の花であったデカい方です。
前置きが長くなりましたが、子供の頃に姿を見ることさえできなかった、(デカい方の)ビルバインを作ることにしました。
再販もされているようですが、もしかすると発売当初のものを手にしたのかもしれません。
箱は劣化していましたが、中は丁寧に梱包されており、なんとお手紙まで入っていました。
ちょっと感動モノです。
ランナーは5枚で、3色+クリアーパーツの構成です。
バンダイさんは昔から成型色である程度の色分けに挑んでいたようです。
販売店さんの真心と、1980年代に製造されたキットを2020年に作れる喜びを思えば何ほどのことではありません。
押すと弾力があるので、おそらく現役と思われます。
この小さな接着剤を眺めていると、子供の頃に下手ながらも夢中になってプラモデルを作っていた思い出が蘇ります。
パーツ数が少ないので、30分ぐらいで終わりました。
ずんぐりむっくりなプロポーションで、胴がデカい・首が短い、足が開かないといった、旧キットの特徴を示しています。
しかし、これまた旧キットらしく、各部位単位での造形は良好で、艶かしさすら感じます。
ほとんどの方がキットの素性を活かした仕上げ方をされており、それを参考に下記の方針で進めたいと思います。
○全般:できるだけキットの形状を活かす
○頭部:首を長く
トサカを大きく
○胴体:肩部分で少しだけ幅詰め
胸部ハッチの位置を上方に移動
○足部:股関節の取り付け位置を上方に移動
足の爪がしっかりと接地するように
○関節:一部はオーラマルス(筋繊維)的表現
○変形:変形とプロポーションの両立は困難と判断
○他キットの流用:スキルアップのため今回はなし
あれ?超カッコいい。
各部位の形状を変えなくてもこのカッコよさ。
現方針で進めることに迷いはなくなりました。
30年以上も前にこのキットを開発してくれたバンダイさんにも、攻略法を提示してくれた先人にも感謝です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。