プラモデルを趣味にしていると以下の欲望に直面すると思います。
○専用工具がほしい
○口径を各種揃えたい
○新しい工具をとりあえず試したい
○とにかく欲しい
必要に駆られて、または欲望に負けて購入した工具の収納は、持ち運び可能な工具箱タイプや、卓上に常設するタイプ、壁掛けタイプなどがあると思います。
僕はライフスタイルに合わせて各タイプを経験しましたが、現在は家族の承諾を得て、自宅の一角にスペースを確保してもらっています。
しかし、使用頻度の高い工具はやはり手元にあった方が便利だなと思い、卓上に工具を常設することにしました。
【卓上ツールボックス】
卓上に工具を収納する方法は、100均のペン立てなどを駆使する方法がお手軽で、過去にも何度となく試してきました。
しかし、どうしてもたくさんのペン立て類が必要になり、デッドスペースが生じたり、工具に対してペン立てが深すぎて取りづらい場面がありました。
そして、なんといっても木製にしたい。
木製ツールボックスといえば、たくさんのモデラー諸氏が絶賛しているG PARTSさんで購入できる"卓上ツールボックス"や、スジボリ堂さんの"デスクトップストレージ"あたりが思いあたります。
なんとか作れそうな気がするので、手持ちの工具に合わせた卓上ツールボックスを自作することにしました。
【自作ツールボックス】
基本構造はスジボリ堂さんのデスクトップストレージを参考にしました。
素材は100均の木材・木製ボックス(1,000円ぐらい)と、あとは自宅にあった余りものです。
作業開始の際にスっと滑らせて取り出せるようにしました。
使用頻度の高い工具を取り出す際のヨッコラショではなく、スっと感が長続きの秘訣かなと思っています。
100均のケースに入れているので、プラカスで汚れたらケースごと掃除すればラクチンです。
中段の左端にはピンバイスのドリルを刺して収納。
ドリルの先端を上向きにしたくなかったので、下向きにしました。
先端恐怖症ではないのですが、職歴から刃を人側に向けずに収納することが体に染みついています。
上段はピンバイス・ピンセットなどの短めの工具を収納。
浅い木製ケースに収納することで取りやすさと先端を痛めないようにしています。
上段の左側には意外と出番が多いドットペンとポンチをさらに2段組にして収納。
奥壁の上端にはクランプを挟んでいます。
クランプはかなり出番が多いので、手を伸ばせばパっと取り出せるようにしました。
ニッパー類は上述のように刃を上向きにしたくなかったので、G PARTSさんの卓上ツールボックス方式を選択しました。
木製ボックス同士の隙間にはデカール鋏を、木製ボックスと横棚の間の微妙な隙間にはガラスカッターマットを収納。
デカール鋏の収納は、木片でガイドを取り付けて少し底面から浮かせ、先端を痛めないようにしています。
筆の後端には極小釘を刺しており、磁石で接続されているのですぐに取り出せます。
あとはとにかく収納に困る、フレックスヤスリホルダーを収納。
女の子フィギュアのフトモモと二の腕の内側のペーパーがけでしか使ったことがありません。
とにかく使ってみたかったツールの代表格ですが、湾曲した奥まった箇所のペーパーがけは、指で挟んだ紙ヤスリでは大変なので、限定的ではありますが重宝しています。
説明書・スマホ・PCを立てかけますが、マルチタップから伸びる配線の目隠しを兼ねています。
【抱負】
我ながら使いやすいレイアウトになったのではないかと満足しています。
しかし、プラモデル作業環境については、いままでに何度も何度も模様替えを繰り返しており、呆れた嫁に「これがたぶん決定版」と説明しても、全く信じてもらえません。
とりあえず使ってみて、気になったらまた改良したいと思います。
プラモデルと同じで何度でもやり直せばいいんだから。
最難関の課題は、嫁の説得..
スペースを与えてもらっていることに感謝です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。