【パイロット】
もともとは、船舶を安全に導くための水先人のことで、現代では航空機や宇宙船の操縦士を指す言葉として使われています。
もちろん、ロボットアニメの世界でもガンダムやゲルググに搭乗して操縦している人はパイロットです。
パイロットと呼称するだけで、なにやらカッコいい響きに聞こえます。
今回はR-TYPE関連の最後の作品として、このコックピットに搭乗するパイロットの作製記をお届けしたいと思います。
【仮組み】
使用するキットは、コトブキヤのフレームアームズ・ガール&ラピッドレイダーセット(フレズヴェルクVer.)です。
このフレームアームズ・ガール(FAG)のヘルメット付きの女性ボディをベースにするためにこのキットを選択しました。
可動範囲はとても優秀です。
これなら無加工で操縦桿を操作する可動域が確保され、また無理なくシートに着座できそうです。
コックピットの作製記でもご紹介しましたが、R-TYPEの設定では「バイド」という人類の脅威に打ち勝つために、狂気の科学ともいえる非人道的な処理が施されたパイロットが機体に直結されていたようです。
凄惨な作品をつくる気にはなりませんが、あまりにライトな仕上がりでは作品の世界観を損ねてしまうような気がします。
ここは前回のコックピットの雰囲気に合わせるように、軽い感じにならないように留意しながら仕上げていきたいと思います。
具体的には、どう見ても水着にしか見えないスーツをなんとかパイロットスーツに見えるように工夫したいと思います。
また、シートの後部に取りつけたインターフェースからの触手らしきものをパイロットに繋げるようにし、「パイロットが搭乗している→機体に繋がれている」感じを出していきたいと思います。
【ヘルメット】
ヘルメットを加工していきます。
宇宙空間で活動するパイロットのヘルメットに見えるようにと思って色々と試したのですが、もともと大きい頭がさらに大きく見えてバランスが悪くなってしまいます。
バイクのヘルメットにしか見えなくもないですが、このままにしておきます。
透明パーツのバイザーの裏側にはハセガワのミラーフィニッシュを貼りつけ、モニターの光が映りこむようにしています。
【スーツ 四肢の接続デバイス】
キットのままでも上腕と大腿には様々なオプションパーツを接続できる3㍉穴のアタッチメントがついていますので、こちらを触手の接続デバイスと解釈します。
触手の先端にはマグネットセッターを貼りつけていますので、3㍉穴に同径のネオジム磁石を埋め込み、磁石で接続できるようにします。
【スーツ 脊柱の接続デバイス】
インターフェースにより機体と中枢神経を接続し、直観的な操作を可能するという、パイロットの負担を度外視した設定を実現するために、脊柱にも接続デバイスを埋め込みます。
ジャンクパーツやプラ板を切り出したものをテキトーに貼りつけてそれらしくしました。
アンドロイドとかレプリカントとかが繋がれているようなイメージでしょうか。
痛みに弱い僕はこれを見ただけでチビりそうになります。十分、非人道的な作品になってしまったように思います。
この後、エアブラシで塗装して完成しました。
スタイリッシュなデザインを目指し、メインカラーはブラックとグレーのツートンにし、明るいオレンジを挿し色にしました。
【完成】
ヘルメットのバイザーは跳ね上げることが可能で、FAGのフェイスパーツをつけています。
【感想】
ベースのキットの造形・つくりやすさ・可動が優秀だったため、主にはデバイスの取りつけ・デコレーション程度で済ませることができました。
ヘルメットはもう少し未来的なデザインにしたかったのですが、こだわり出すとキリがないのでよしとします。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。