R-TYPEの思い出に浸りたい②(コックピット) | 自由に楽しく大雑把にプラモデル

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大雑把な性格なので、超絶作品は来世で作ることにしています。

 

 

 

 

 

 

【コックピット】

多くの男の子は「コックピット」という響きに弱いのではないでしょうか?

 

旅客機のコックピットにワクワクしたり、アニメや映画の操縦シーンにドキドキしたり、一度はあそこに座ってみたいと願った人も少なくないと思います。

 

僕は小さい頃から、なぜか数あるメカの中でもゲルググのコックピットに乗ってみたいと渇望し続けています。

 

 

R-TYPEの主人公機体であるR-9Aが完成し、思い出いっぱいのR-9Aの関連作品としてコックピットを作ることにしました。

 

ということで、今回は脳内妄想で仕上げるコックピットの作製記をお届けしたいと思います。

 

 

 

R-TYPEの設定がヤバい件】

コックピットの作製に向けて、R-9Aについてネットで色々と調べてみます。

 

 

人間の脳味噌を機体に積んで直結しているため、人間そのものがパイロットとして乗っていない。

 

機体に乗るパイロットは四肢を切断され、胴体や脳を直接機体へと接続し、信号を送って操作していると推測される。

 

23歳でありながら肉体の成長を14歳のままにするという「幼体固定処理」を施した女性を直結し、機体にパイロットとして乗せている。

 

 

もうマッドサイエンティストの領域ですね..

 

なんでもR-TYPEシリーズを通して人類の敵である「バイド」は、有機物・無機物を問わずあらゆる物質を融合捕食する、極めて強い排他的行動衝動に支配された超束積高エネルギー生命体の総称とのことです。

 

なるほど、バイドがステージによってメカメカしかったり、グロテスクだったりとデザインを変えてくるのは、取り込んだ対象に合わせて姿を変えているんだなと納得しました。

 

「超束積高エネルギー生命体」がどんなものかサッパリ分かりませんが、とにかく人類の存続を脅かすトンデモナイ存在に対抗するために、禁断の領域に踏み込んでまで対抗しようとしたのでしょう。

 

ネタバラシすると、その「バイド」も26世紀の人類によって生み出され、思わぬトラブルから異次元を彷徨った末に、22世紀(R-TYPEの時代)の太陽系に襲来したという設定のようです。

 

人間というものは、何でも作ってしまいます。

プラモデル程度なら可愛らしいものです。

 

 

 

【コックピットの方向性】

四肢切断とか脳味噌直結とかは抵抗感がありますし、プラモデルでつくろうという気持ちにはなりません。

 

しかし、R-TYPEのゲーム中のビジュアルや、設定に垣間見える人間の暗黒面などを考慮すると、ソフトすぎる仕上がりもR-TYPEらしくないような気がします。

 

ここは、「機体とパイロットを繋ぐインターフェースにより、パイロットの負担を度外視して機体性能を引き出す」という雰囲気で仕上げ、「パイロットと機体を直結」というR-TYPEらしさを醸し出していきたいと思います。

 

 

具体的には、コックピットシートの後部にインターフェースとなる装置を取りつけ、パイロットにはパイロットスーツやヘルメットに接続デバイスを埋め込み、装置とデバイスを触手のようなもので繋いでいきたいと思います。

 

 

 

【キットの選定】

 コックピットのベースとなるキットは、コトブキヤの「充電くん」をチョイスしました。

 

 

コミカルな見た目ですが、可動範囲が広くなかなか遊びのバリエーションが豊富なキットです。

 

 

 

このように椅子に変形するので、この形態をベースにしていきます。

 

 

 

【操縦桿】

操縦桿はコトブキヤのモデリングサポートグッズ(MSG)のフレームパーツを組み合わせて再現します。

 

 

多軸関節となっていますので、グリグリと動きます。

 

 

 

 

操縦桿を動かすことで、動きの少ないコックピットに表情をつけていきたいと思います。

 

 

 

こんな自由度の高い操縦桿では操縦しにくいような気がしますが、ゲーム中のように画面内を縦横無尽に動き回るためには、このぐらいの自由度が必要ということにしておきます。

 

 

 

【メインパネル】

 

パイロットの前方に位置するメインパネルユニットは、コトブキヤのラピットレイダーのカウルを使用しました。

 

 

 パイロット側にはプラ材やジャンクパーツを組み合わせて、メインパネルに見えるようにしました。

 

 

裏側にLEDを仕込み、真ん中の丸いモニターを光らせる予定です。

MSGのフレームパーツを組み合わせてシートと接続しました。

 

 

 

【インターフェース】

 

シートの後部にMSGのフレームパーツと両脇にジャンクパーツのHGUCスタークジェガンの両肩ミサイルポッドを取りつけました。

 

 

 ミサイル発射口は裏側にレッドLEDを仕込み、透明プラ材でカバーを自作して光らせます。

 

 

この後、エアブラシで塗装し、電飾して完成しました。

 

 

 

【完成】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シートユニット裏側のゴチャゴチャしたフレーム感を醸し出すために、HG鉄血シリーズのジャンクパーツを組み合わせました。

 

 

ジャンクパーツのHG鉄血レギンレイズのアーマーを使用し甲殻類を連想させる蛇腹パーツを取りつけ、なんとなく一枚だけカラーを変えました。

 

 

 スタンドはコトブキヤのフライングベースを使用します。

角度を変えることが可能で、操縦桿と合わせて躍動感を演出できるようにしました。

 

 

自分で作っておきながらナンですが、「アンタ、このコックピットに座りたいですか?」と聞かれれば、なんかヤバそうなので僕は遠慮しておきます。

 

 

 

【感想】

「電飾仕上げでコックピットを作りたい」という思いで始めてみましたが、思いのほか大変な作業になりました。

 

改造や電飾の難しさを改めて思い知った、とても勉強になる作品でした。

 

しかし、思い出のR-9Aのコックピットとして完成させることができて満足です。

 

設定無視のオリジナル作品ですが、プラモデルは自由な発想を具現化するものと思い定めておりますのでお許しくださいませ。

 

 

ここまで読んで頂きありがとうございます。

 

次回もよろしくお願いします。