【R-TYPEの思い出】
「R-TYPE」いうシューティングゲームをご存知でしょうか?
コナミの「グラディウス」、タイトーの「ダライアス」などと並ぶ、1980年代の横スクロール型シューティングゲームの金字塔としてゲーム史にその名を残し、その後のシューティングゲームに多大な影響を与えた名作です。
1987年にアーケードゲームとして登場し、翌年にPCエンジンに移植され、その後もコンシューマ機でシリーズを重ね、最近ではニンテンドーswitch版の「R-TYPE Dimension」が発売されました。
僕が小学校時代に、最もプレイしたシューティングゲームがR-TYPEでした。
当時、PCエンジンを持っている友人は少なかったのですが、幼馴染が持っており、「新しいゲームを買った」と誘ってくれたのがR-TYPEとの出会いでした。
幼馴染がプレイしている画面を見ながら、システム・グラフィック・サウンドなどあらゆる面で度肝を抜かれたのを鮮明に覚えています。
1面に登場するメカメカしいステージ・雑魚敵が、2面に入ると生理的嫌悪感をもよおす有機的な姿に変え、3面では画面に収まりきらない巨大戦艦を画面スクロールに合わせて撃破していく。
また、当時では斬新だった通常ショットの溜め撃ち(波動砲)システム、ゲーム攻略の成否を分けるといっても過言ではない「フォース」システム。
サウンドはいまでも耳に残っており、ふとした時にゲームプレイ画面とともにステージやボスのBGMが脳内に蘇ります。
そんなR-TYPEのプレイヤー機体である、R-9A(通称:アローヘッド)が「PLUM」から発売されていました。
前置きが長くなりましたが、今回はR-9Aの第1弾(機体編)をお届けしたいと思います。
【仮組み】
仮組みの時点で脳汁が噴射しております。
ゲームでは詳細が分かりませんでしたが、こうして立体化された機体を細部まで眺め回すと、これほど洗練されたデザインが約30年も前に生まれていたことに驚愕します。
流線形のフォルム、ひときわ目を引くラウンドキャノピー、曲線と直線の融合、控えめだけどしっかりと自己主張している2連レールキャノン、後部に集中した5発のバーニア、独創的なフォース。
いま見ても全く色褪せないデザインで、とにかくカッコいい。
PLUMさん、ありがとうございます。こんなカッコいR-9Aを作ることができる僕は幸せ者です。
【R-9Aウンチク】
機体スペックをWikipedia先生に聞いてみます。
「R-9A ARROW HEAD」
形式番号:R-9A
分類:異層次元戦闘機
→よく分からないけど厨二臭くて好き
推進機関:ザイオング慣性制御システム
→名前からは機能が想像できません
武装:超高速電磁レールキャノン×2、波動砲
→シンプル・イズ・ベスト
特殊装備:フォース、ビット×2
→ゲームではお世話になりっぱなしです
Rシリーズでプレイヤーたちが戦い続ける「バイド」というトンデモナイ敵に対抗するために、未来の科学技術を結集して建造したスーパー戦闘機なんだろうと納得しました。
【塗装など】
特に記事にすることもなく、どんどん作っていきます。
機体のスカイブルーとレッドのラインは、マスキングでの塗り分けですが、僕はこの「マスキング」という作業があまり好きではないのです。
どうしてもめんどくさいと感じてしまいます。
大好きなプラモデルを嫌いになりたくないので、一点のスキもない超絶作品は来世で作ることにしています。
ラウンドキャノピーは、コンパウンドで磨きまくっています。
一度グロス(ツヤあり)でコートして、スミ入れとデカール貼りです。
このキットにはデカールは付属していないため、市販のデカールを使用しました。
センス良くデカールを選んで配置するなどということはできないので、できればデカールをつけてもらって「ここに貼りなさい」と指定してもらう方が助かります。
センスは神さまからの賜りもの。無いものはしょうがない。
【電飾作業】
あらかじめ電飾回路は決めていたので、スムーズに作業が進みます。
とはいえ、何度やっても配線がゴチャゴチャしてくると不安になってきます。
一度組み込んでパーツを接着してしまうとリカバリーが大変ですし、僕の性格では失敗した場合間違いなく電飾しなかった作品ということにしてしまうので、こまめにテストを重ねながら作業します。
【完成】
まずは機体からです。
後部の5発のバーニアらしきものにブルーLEDを仕込んでいます。
いかなる時も、宇宙戦闘機のバーニアからは青い光が出てほしいと望んでいるのです。
つぎにゲームで大変お世話になったフォースです。
というか活用しないとクリアーできないようにゲーム設計されていると思います。
一家に一台ほしいオプション装備です。
最後に機体とフォースをくっつけてみます。
このキットでは、機体の前方にフォースをつける場合は、それぞれの台座同士が噛み合うようになっており、カチっと位置決めできます。
【感想】
念願のR-9Aを無事に作り終えることができました。
電飾もトラブルなく、ACアダプタを挿せば煌々と光り続けてくれており一安心です。
こうして目の前でR-9Aを眺めていると、あのサウンドとともにプレイ画面が脳内で再生され、幼馴染とのやり取りまで蘇ってきます。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。