雪が降ってきた
空が暗くなってきた
私の心も夜模様
濁って何も考えられない
存在する意義がわからなくなる
また深く深く
答えの無い底なしの沼に足を踏み込んでいる
苦しい
いっそこのまま楽になれたらいい
そんなことも正直思う。
私にしかわからない贅沢な悩み
冷たい
もう何もかもがわからないんだ
そっとしておいてほしい
かかわらないでほしい
寂しい
私は一体何をしているのだろう
なんで生きているのだろう
酸素を使ってしまってごめんない
二酸化炭素をはいてごめんなさい
空腹を知らせるお腹の鐘がいじらしい
なぜそうも生きようとする
心のなかではわかっている
わかっていてもできない
ジレンマ、矛盾、ポツン、ポタリ
滴り落ちるは虚無の涙？それとも実像の血？
わからない
わかりたかったはずなのに
今では
本当にわかりたいのかすらわからない
消えたい
このまま雪のように落ちて溶けれたらいいのに
私は降っているこの雪の一つにしか過ぎない
溶けても誰も気にもしない
わかりっこない
憂鬱なつららの刃が心を刺す
痛みに安心する
傷ついていることに一種の救済を感じる
寒さに麻痺して、痛みに疎くなる
横になる
空をみる
雪をうける
体が濡れる
じっとりと、染みる。
真っ暗だ。どこを向いても真っ暗だ。
歩くことすら億劫だ。
こんな私でごめんなさい。
誰もいないのに呟いてみる。
どこを向いても真っ暗だ。そして、冷たい。