旅をする
色んな人と出会い、別れ、感情が揺さぶられる
その時に感じるにはいつだって孤独だ。
孤独は常に側にいて、離れることはない。
不思議なことに
誰かいる時にこそ、孤独を強く感じる。
嫉妬しているのか。
まるで真夏のビーチの強い日差しのようにアピールしてきて
僕の心を少しずつ焦がしていく。
心の焦がれに少なからずエクスタシーを感じ、
自ら焦がしにいくことさえある。
心、恋焦がれ
孤独に惹かれ
孤独に怯え
空っぽなのはいと哀れ。
それでも笑える君は天晴。
自分のことについて触れるのは少し気恥ずかしいが、
女性の肌に触れる方がもっと恥ずかしい。
照れずにブレずに気持ちを綴ろうと思う、否、決心する。
決心はするが、
お決まり如く、人の心は移ろいやすい。
問題はいつもここ心から。
感情が絡んだ争いごとは
混ざれば混ざるほど黒くなり
滑稽で、何も生まない。
残るのは
まるで黒のペンキで何度も何度も塗り直したもろくてくさい壁。
近くにいるだけで肺を壊す腐敗臭。
まさしく不毛な腐敗。
勝ち負けで綺麗にカテゴリーできる◯✕ゲームじゃない。
そんなもの存在しない。
存在しているのは見せかけで、
その存在を証明する必要もない。
だから疑うことすらない。
そんなもの。
たかだかそんなもの。
視点を広げて考えてみれば
たいていのことはそんなもの。
だいたいそう。
孤独を抱える気持ちもそう。