去る6月25日、内閣総理大臣補佐官の衛藤晟一衆院議員が長岡に来られ、面会の機会をいただいたため、会員4名で陳情をさせていただきたました!

障がい児を取り巻く課題は数多くありますが、要望する項目の数を絞って、お願いさせていただきました。

陳情書の内容は以下の通りです。

分刻みのスケジュールの中、お話を聞いてくださった衛藤議員、そして面会の機会を作ってくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました!

 

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平成28年6月25日

参議院議員 内閣総理大臣補佐官 衛藤晟一 様

参議院議員 藤井基之 様

障がいのある子どもの放課後活動を考える会・長岡(eas)

代表 田邉香織  

 

特別な支援が必要な子どもに対するサービスの充実を求める陳情書

 

 私たち「障がいのある子どもの放課後活動を考える会・長岡(eas)」は、障がい児の保護者が、子どもたちを取り巻く教育・福祉と生活に関わる問題の解決を目的に活動する団体です。以下の問題について、国会で議論していただきたく陳情いたします。

 

1.放課後等デイサービスの質の確保について

障害児の学校教育との切れ目ない療育の場として、放課後等デイサービス制度ができ、近年、増えてきているのは保護者として嬉しい限りです。しかし、急増する事業所の中には、サービスの質について問題のある事業所も多くあることが指摘されています。問題は放課後等デイサービス事業の指定基準の寛容さや、基準となる配置職員数が、安全面に配慮しながら十分な療育をすることは不可能な、障がい児5人に対し職員1人という低い基準にあることが大きいと考えます。このことを踏まえ、運営実態のチェック機能の強化や、人員基準の見直し、あるいは基準を超えて職員を配置している事業所への報酬単位増といった措置を、お願いいたします。

 

2.特別支援学校の通学を含めた就学保障について

特別支援教育が充実し、子どもたちが、日々、成長してく姿は大きな喜びです。しかし、安全面の配慮を含め、自力通学が困難で、保護者が送迎しなければ通学がかなわない子どもも多いのが現状です。障がい者福祉の中にある移動支援は、自治体の裁量で適用範囲が決められるのですが、長岡市も含め、多くの自治体では訓練目的以外に使うことが認められておりません。ぜひ、移動支援を通学・通勤に使えるよう制度の見直しをお願いいたします。

 

3.障がい者入所施設の改善について

  保護者が子どもとの生活が難しくなった時、いずれは施設での生活を送らなければなりません。現在の障がい者入所施設は、戦後の基準のまま、設備や環境など、豊かな人生とは程遠い施設がほとんどです。親亡き後、安心してお願いできるような施設運勢が可能となるような基準の見直しや助成を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

以上