検査入院で数週間経った後、


片頭痛


・体位性頻脈症候群


・自律神経障害


と診断されました。



外出の恐怖感はあるものの、


何事にも興味を持てないというような



うつ症状はないと判断され、


精神的なものではないと言われたのです。



外に出られない自分が情けなくて、


退院する時は自分の足で帰るんだ


という気持ちが強かったのですが、


それが良くありませんでした。




結局、入院生活だけではなにも良くならず、


強い精神薬の注射を打って


帰宅することになりました。




3ヶ月で退院したのですが、


お金を無駄にだけだったので、


意地を張って精神薬を拒むんじゃなかったと


後悔しています。




また、退院とほぼ同時に


仕事も辞めないといけなくなり、


無職になりました。



退職金を数十万もらうも、


ネットビジネスの罠にはまってしまって


すべてを使い切り、


恥ずかしながら親に借金することになります。




収入もないので


仕方なく実家へ帰ることになるのですが、



初めは家を出ることができず、


歩いて数秒のゴミ出し、


隣りにあるコンビニでさえ行けませんでした。



人と会うのもとってもストレスで、


親に食料を持ってきてもらったり、


配達員と顔を合わせるだけでも


動悸と吐き気が止まらなかったです。



こう見るとマイナスな方へ

向かっているように見えると思います。


実際に私も苦しく、

なぜこんなに簡単なことができないんだろうと

日々感じていました。


しかし、不安症状は退院した後に

少しずつ消えていったのです。



なにもできない状況で


心がけていたのは、


高タンパク。




特にプロテインで摂取して、


多いときですり切り1杯を


1日3回飲んでいました。




参考にしたのは


藤川徳美先生の本です。

 

 

本の中にはビタミンをサプリで


摂るように書かれていますが、


あまりビタミンで不安症状が改善した


感覚はありません。



プロテインが土台となるので、


タンパク質を多く摂ることが大事です。




こうして栄養療法を取り入れ、


少しずつ家から出られるようになります。



最初は家の周りを歩くだけでも


一苦労だったものの、


時間をかけながら


行動範囲を広げていきます。



できることが増える一方で、


お金に関しては親に頼むしかありませんでした。




罠にはまってしまったネットビジネスも


なにも上手くいかず、


外へ出られるようになったなら


ふつうに働いたほうがいいんじゃないかと


思い始めます。



③へ続きます。