このごろ、仕事もいそがしい中、母にリハビリを続けていましたが、

ちっとも進展しないので、だんだん腹がたっていました。

マニュアル通りのことをやっても、悪化する一方で、本人のやる気も

なくなってきていました。

つい、口調も荒くなったり、整体の手もきつめになったり、

自分でもイライラしてるのがわかってくると、ある時ノドが痛くなりました。

 

毎日の早朝出勤で、体も限界だったのでしょう。

声が出なくなりました。

事務職で声が出なくなるのは、ピンチです。

電話に出れません。無線も話せません。

 

参りました。

 

長年の経験で、怒りが病気を呼ぶことはわかっています。

どんなことも平常心で流せるうちは、元気なのです。

わかっていても、頭にくることは、避けられませんでした。

 

認知症に対して、新たな学びが必要ということです。

 

母がもっともリハビリにやる気がでないのは、自分の体なんかどうでもいいと思っているせいです。

しかし、私にはどうでもよくありません。

車いす生活になったら、仕事を続けられないのではないかと思います。

 

食事療法、整体、脳トレ、運動療法・・・

いろいろやって、むくみをとったり、痛みをとったりしましたが、

あぶり出されてきたのは、

右手、右足の硬直、失認でした。

 

本来、マニュアル通りやってもうまくいかないのは、

マニュアルなんて意味ないのではないかということです。

それに、信頼と治療する心がちゃんと伴っていなかったかもしれません。

 

非薬剤治療をめざしていましたが、

とっとと、アリセプトやLドーパ飲ませちゃった方が楽かも・・・

とまで、思ってしまいました。

 

つきっきりで、介護できれば、もっとやりようがあったかもしれませんが、

何しろ、早朝7:15から夜7:00まで帰ってこれません。

その間、ほとんどデイサービスにいます。

デイサービスでは、リハビリはほとんどやりません。

・・・

 

病状が進んだのは、この「前向きなリハビリは何もやらない時間」のせいなのか。

 

デイサービスを変えることや、隣の市のリハビリデイサービスに通うため引っ越すか。

 

なんにしろ、また時間やお金が必要になります。

 

これだから、認知症はほっておかれるんだな、と思います。

姥捨て山のようになっているデイサービスや施設を思います。

 

動いたり、話しかければ、治ってくると思います。

こんなに悪化するでしょうか。

 

みんな苦労してるんだろうなと介護してる家族を思います。