このところ、日本認知症リハビリテーション協会の動画ばかりみて学んでいます。

脳の働き、整体、食事、水分の摂り方・・・など勉強になることばかりです。

そして、非薬物療法です。

 

この歳になって、驚くことなんてもうないかなあと思っていたけど、

理学療法士、作業療法士の皆さんの方法は、知らないことばかりです。

とても医学的、科学的でありながら、薬に頼らない。

またあらゆる視点から認知症を考えています。

 

どこの病院にいっても、どこの施設でも、

誰も、治るとは言わない認知症。

『治すこと』にまっすぐ進んでいる若い彼らの挑戦はまぶしいばかりです。

素直に感動します。

 

リコード法のブレゼデン博士も認知症には35の理由があると言い、

それをひとつひとつ解決することを目標にされていますが、

リコード法はあくまで食事中心です。

 

ですが・・・作業療法士の目からみたら、とてもシンプルな療法でした。

検査をして、症状や様子を見て、評価し、対策をたてる。

それは、まさにスポーツ選手の故障や、脳溢血からのリハビリと同じ。

なぜ、だれもこの当たり前の方法を考えてこなかったのだろうと思います。

そして、何よりも感じるのは、「治れ」という気持ちのある療法であるということです。

 

たぶん、今までの医療で、誰も認知症のことを「治れ」と思わなかったんでしょう。

 

私は、脳脊髄液調整法やリコード法やこのリハビリテーション協会の方法や、

いろんな方法を母に試していますが、たぶんこれだけではないかも、と思っています。

方法はまだまだあって、それぞれの個性や体質にあったものがあるのではないかと思います。

 

しかし…それは終わりのない探求ではないと思います。

「治る」ことは可能であると思うことが大切です。

 

今日は計算ドリルが進まない母のために、

お金の数え方や、トランプ遊びをしてみました。

 

できないながらも、けっこう楽しんでできました。

ポーカーなんて、肌で覚えているものですね。

うちは、家族ポーカーが大好きな家庭でした。

年末年始や夏休みの夜長に、父は家族のためにカードをきりました。

 

父のおかげで、私もトランプが好きになりました。

そんな家族の時間を思い出しました。

インターネットやTVゲームがなかったころの娯楽。

亡くなった父のトランプ好きが、こんなふうに役に立つ日がくるとは。。。

 

そういえば今日は、失禁していません。

 

ふしぎだなあ。