軽減税率で、持ち帰りと店内消費の税率が異なることに対し、財務省は『本体価格を調整して税込み価格を一つにそろえる「疑似一物一価」ともいえる価格設定を小売店に推奨』とのこと。

 

購入者は支払額が同じなので問題が起きにくいだろう、ということのようですが、レシートの内訳を見ると差が分かるので、納得性がそれほど高まるとは思えません。

 

むしろ、そこまでして目先をかわさなければならないようなら、軽減税率はやめた方が良いと思います。

 

購入者にとって2%の差は大きいと言うのでしょうが、手間や適用の煩雑さを考えれば、均一10%にしてもそれほど問題ありません。

 

特に小さな企業では負担が大きく、社会全体としてのメリットがあるのかどうか。

 

軽減税率が所得の少ない者にメリットがある、とも言えないとの論評もあります。

 

もっとも、そもそも来年消費税を10%に引き上げられるのか、という問題の方が大きいです。

 

税と社会保障の一体改革の答えが消費税引き上げ、ということ自体に疑問もあります。

 

軽減税率、悩むスーパー:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO33820370U8A800C1EA1000/

 

日本経済新聞からお借りしました。