僕自身は集中治療医のML『JSEPTIC』でこのセミナーの情報を得たのですが、正直実際に参加するまでどのようなことが学べるのか全く想像が付きませんでした


まず、会場に着いて驚いたのは参加者100名、スタッフ15名程度という人の多さでした

参加者は全国から集まっており、集中治療、麻酔、救急に携わる医師、看護師を中心にこのセミナーの評判が主に口コミで広まっているようです

このセミナーは神戸百年記念病院麻酔集中治療部・手術部部長であられる尾崎孝平先生が2008年より始められたもので、テキストの序章には患者の「自発呼吸」を自分自身の五感で「診る」ことの喜びを伝えたいとの旨が記載されていました

セミナーは9:30~17:30まで
1時間成分を把握する
2動きの成分を把握する
3閉塞パターンを理解する
4肺容量の変化を理解する
5打診
6聴診
という6つのテーマで、お昼休みを挟んでそれぞれ1時間程度、「呼吸」についてみっちり学ばせていただけるプログラムでした

参加者は基本的に隣の参加者とペアになり(男女別々になるように座席が指定されています)、自身の呼吸の理解と相手の呼吸へのアセスメントを実技を通して体験しました

また、実技の際には担当のインストラクターが常に巡回し、出来ない手技に関しては丁寧に指導して下さいました

尾崎先生によるお話はどれも「呼吸」の奥深さが伝わるものばかりで、自分が今までどれほど「呼吸」のことをわかっていなかったのかを思い知らされました

興味を持つ事が学びの始まりだとすれば、「呼吸」に関して自分は本日初めてスタート地点に立たせていただけた気がします

今後も自身の五感を通した「呼吸」の理解と診察技術の向上に努めていきたいと思います

『尾崎塾』関係者の皆様、本日は貴重な機会を提供していただきましてありがとうございましたm(_ _ )m
そして本日一日パートナーとして一緒に学ばせていただいた雨宮先生、気さくにお話しいただいてありがとうございましたm(u_u)m
[場所] 兵庫医療大学
[参加メンバー] 児玉
こだま