このカンファレンスは大船中央病院の須藤博先生が中心となって開催されているもので、毎回関東近郊はもちろん全国各地から50名以上の医師や医学生が参加するカンファレンスです

このカンファレンスの特徴は何と言っても須藤先生による絶妙の仕切りおよびマイク回しと会場内の中堅~ベテランドクター達による症例に対するclinical pearlたっぷりのコメントでしょうか

今回は都立府中病院の綿貫聡先生と中部ろうさい病院の藤田芳郎先生により症例が提示され、参加者は鑑別を考えながら楽しい時間を過ごさせていただきました

まず綿貫先生の症例は「30歳女性の発熱・倦怠感・頸部リンパ節腫脹」ということで最初は参加者も思い思いに鑑別を挙げていましたが、症例発表が進むにつれ日に日に悪化して行く患者さんの症状に頭を悩ませる担当医の思いを共感させていただけるものでした

そして続いて行われた藤田先生の症例も主訴が「46歳女性両手の痛みと腫れ」というもので、経過は最初の症例と同じ疾患を思わせるものでしたが最後にドンデン返しが用意されていました

毎回狙ってという訳ではないでしょうが、僕が参加させていただいた回では提示される2症例に関連性があることがとても多いです

そんな『大船GIMカンファレンス』で楽しみなのが須藤先生によるshort lecture(通称「小ネタ」)ですが、今回はそんな2症例を振り返る形で「似て非なるもの」のお話をしていただきました

という訳で今回もあっという間に3時間が過ぎていきました

須藤先生、この度も貴重な機会を提供していただきましてありがとうございましたm(_ _ )m
p.s. 今回ももちろん大船GIMのもうひとつの名物である懇親会でも思う存分交流させていただきました

[場所] 大船中央病院
[参加メンバー] 児玉、松本
こだま