この勉強会は慈恵医大の学生勉強会『Jikei CPR Study Group』が定期的に行っているもので、僕自身としては昨年の同時期に続き2度目の参加となりました

今回は3月8日は主に低学年、10日が主に高学年の学生向けという2日間の開催で、それぞれのレベルに応じたものが提供出来るように工夫されていました

8日の低学年向けの回では、初めてICLSに触れる受講者に対して、とにかく流れを覚えてもらうことを目標に構成されていました

また、まだ医学的な知識が未習の低学年の学生のために、スタッフは専門的な用語を出来る限りわかりやすく解説することを心がけました

対照的に10日の高学年向けの回では、ICLS既習の受講者も多く、復習をしっかりサポートしながらも、如何にadvancedな知識を加えて満足度を高めるかも考慮しました

そのために、両日用のスタッフ資料は、疾患の解説や治療法から病態生理まで細かく記載されており、作成したスタッフの苦労が伺える大変充実したものになっていました

会全体としては、受講者の大半が慈恵医大の学生ということもあり、終始アットホームな雰囲気で進行していきました

DOCSのICLSコースとの違いは、日本救急医学会の認定コースでは無いため、内容にも規制が無く、受講者も気軽に受講出来る点でしょうか

そのため、中には繰り返し受講者として参加している学生も多く、一度受講したら次はスタッフで参加するという感覚の自分にとっては新鮮な印象を受けました

学生が正式な認定を受けることにどれ程の価値があるのかを考えると、このような形でICLSを学生にとってより身近なものとした方が、多くの学生に大切な知識を広めるという目的に適っているのかもしれません

しかし、それが実現出来ているのも全てJikei CPR Study Groupのメンバーの人を惹き付ける人柄あってのことであることは言うまでもありません

なっちゃんをはじめJikei CPR Study Groupの皆様、この度は素敵な会にお誘いいただきありがとうございましたm(_ _ )m
[場所] 慈恵医大 スキルスラボ
[参加メンバー] 児玉
こだま