僕が『日本腎臓学会』が行っている『学生・研修医のための教育セミナー』の存在を認識したのは『月間レジデント9月号』の特集記事を読んだ際で、そこで語られている内容や『学生・研修医のための』と銘打っていることから日本腎臓学会に対して、学生教育に非常に熱心な印象を受けました

今回のセミナーのテーマは『糸球体疾患』と『慢性腎臓病』に関してだったのですが、『糸球体疾患』に関しては『診断学』的なアプローチを、『慢性腎臓病』に関してはその根本的な考え方などについて、専門医の視点から、学生にも理解出来るように非常に丁寧に解説していただきました

そしてその後に、同学会内で行われた黒川清先生と飯野靖彦先生による特別対談「黒川・飯野が考える日本の医療」を拝聴させていただいたのですが、この対談で話された内容は今後の自分の医師としての人生を考える上で大変刺激となるものでした

3時間に渡る濃い内容のお話しを伺った後に僕が実感したことは、大先輩方の僕ら若い世代に対する期待の大きさと、それに対する僕らの甘え、そしてそこから生じる想像力の乏しさでした

明日から何かを変えられる訳ではありませんが、これからは少しでも問題が生じた際には、他人やシステムのせいにして諦めるのでは無く、想像力を働かせて打開していけたらと思います

『学生・研修医のための教育セミナー』の先生方、そして黒川先生、飯野先生、本日は貴重なお話をありがとうございましたm(_ _ )m
[場所] 六本木アカデミーヒルズ40
[参加メンバー] 児玉
こだま