『医療英語教育にシミュレーション医学は最適』@日本医大 | DOCS日記

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11月25、26日は日本医大で行われた『MEDC』主催の『第30回医学教育ワークショップ』内の『医療英語教育にシミュレーション医学は最適』に参加してきましたヾ(@°▽°@)ノ

『MEDC』とは岐阜大学医学部にある『医学教育開発研究センター』のことで、初代センター長の高橋優三先生を中心として『問題解決型』の医学教育をいち早く取り入れたことから、現在では『全国共同利用施設』として各地でWSなどを行いながら、新しい医学教育方法の研究しておられるそうですわんわん

そんな中、今回の『医療英語教育にシミュレーション医学は最適』はオーガナイザーを高橋先生、自治医大のAlan Lefor先生と共に本学卒後臨床研修センターの阿部先生が務められるということでお誘いいただきました音譜

今回のWSは『シミュレーション医学』を『医療英語教育』にどのように取り入れるのが有効であるかをテーマに、まず1日目は現在各大学で行われている例についてデモを見た後で、その利点、欠点を参加者が話し合い、2日目にそれを踏まえた上で、参加者が持ち寄った企画を実践しようというものでしたメモ

1日目のデモでは、岐阜大学、Alan先生、女子医大がそれぞれBLS、直腸診、医療面接に関するシミュレーション教育を行い、僕らは学生役として参加しましたヒヨコ





それらのデモを通して、現在、医療英語教育の現場で取り入れているシミュレーション教育に関して、「モチベーションを上げる」、「実践的な英語が学べる」などの利点とともに「英語で適切に理解できるか」、「どの学年にどんな内容のものを提供するか」、「指導する教員が医師でない場合の知識量はどうか」などの問題点も指摘され、参加者全員で話し合いましたキラキラ



そして2日目には女子医大の野田先生が企画した『Case presentation』と日大の押見先生が企画した『医学英語カードを使った学習』の2チームに分かれてWSを行いました(・∀・)



僕は『Case presentation』に参加したのですが、個人的に以前から米国式の、フォーマットのはっきり決まった『Case presentation』には大変興味があったので今回Alan先生に直接ご指導いただけたのはとても勉強になりましたアップ

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『Case presentation』を医療英語教育の題材として用いることは
・症例プレゼンテーションの型が学べる
・必要な英単語が多彩かつ実践的
・文章を論理的に組み立てる力が付く
・結果として情報収集の必要性に気付く
など様々な利点を生む可能性を感じましたひらめき電球

また今回のWSを通して、現在、医療英語教育の分野に関わらず医学教育の分野で取り入れられている『PBL』、『OSCE』、『医療面接』など海外の教育方法をいかに僕ら学生が受動的に受け入れてきたかということを実感しましたあせる

その結果として、学生の間ではそれらが取り入れられた主旨を汲み取れず、せっかくのプログラムを無駄にしてしまっている感が否めませんおやしらず

今回のWSで、先生方が試行錯誤されながら教育について考えておられることを改めて知ったので、こらからは僕ら学生がこのような場に積極的に参加し、現場の意見を伝えることで、より良いものを作るお手伝いが出来ればと思いました虹



阿部先生、この度は貴重な機会にお招きいただきありがとうございました
m(_ _ )m
そして、高橋先生、Alan先生、貴重なお話をありがとうございました
m(u_u)m

p.s. 今回はWSの主旨をあまり理解せずに参加したので実現しませんでしたが、2日目に学生の考える企画を提出出来ていれば、より有意義であったかもしれませんね目
次の機会にがんばりましょうもみじ

[場所] 日本医科大学
[参加メンバー] 猪原、上杉、加藤、児玉、東邑、中野、松本、大谷、徳富

こだま