講師を務めてく下さったのは本学麻酔科の矢数芳英先生と総合診療科の齊藤裕之先生で、テーマは『めまい』でした

具体的には以下のような2部構成で進行していきました

第1部:West Side(齊藤先生)『めまい診療にメスを入れる』
第2部:East Side(矢数先生)『めまい・たちくらみの漢方療法』
第1部では齊藤先生に、研修医が苦手にしがちな、外来で診る『めまい』の鑑別方法についてレクチャーしていただきました

今回、齊藤先生のレクチャーは『東洋×西洋医学セミナー』としては初めて症例検討形式で進行していきました

1つ目の『めまい』の症例では参加者全員が頭を悩ませ、様々な鑑別診断を絞りきれなかったのですが、齊藤先生のレクチャーを聞いた後で挑んだ2~5症例目は参加者全員の鑑別診断が一致するようになっていました

そして、第2部では矢数先生に『めまい』の患者に用いる漢方薬の選び方と処方のコツについてのレクチャーをしていただきました(≧▽≦)
『疾患』を確定することのない『漢方診療』では、一口に『めまい』といっても、その症状の特徴によって処方する薬が異なり、また使う際にはその組み合わせや量を調節することがポイントであることも教えていただきました

実際、齊藤先生によると若い『めまい』患者は診断がつきやすいが、お年寄りの『めまい』患者では原因がわからず治療に苦戦することも多々あるそうです


という訳で今回も将来すぐに役立ちそうな『実践的な』セミナーであったと思います

矢数先生、齊藤先生、本日もありがとうございました。これからもよろしくお願いしますm(_ _ )m
[場所] 東京医科大学西新宿キャンパス 第1研究教育棟4階 第2講堂
[参加メンバー] 上杉、加納、田中、矢野、児玉、中野、張、濱口、藤巻、稲岡、大友、沖久
こだま