執着してしまう話 | 駄馬が行く

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捨てたいけど捨てられないもの

 

 

 

 

 

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17日のこと。

長女の施設におむつを届けに行った際、俺が建てて住んでて、7年ほど前に売りに出した家に引っ越ししてきた方がいた。

 

あの家、また売れた。

 

少し前から中古住宅情報から抜けてたからまた売れたのかなって思ってたら、やっぱり売れたんだな。

 

 

 

 

昨日たまたまそこらを通ったかみさんが、赤い車が止まってたから売れたのかもっていうので、17日に引越してたよって教えてあげた。

以前のように、我が家に凸してきてあの家のことを聞きに来た方は今回はいなかったので、すんなり売れたらしい。

また離婚して売る羽目にならねばよいが・・・。

 

 

これで、知ってる限りで住みだしたのは、7年間で4家族目いったい、どれだけの家族が犠牲になるのだろう。

この先も、きっと同じように繰り返されていくのだろう。

あの家がある限り、ずっと。

いい加減、近所でも噂になってたりしてないだろうか。

今度はどれくらいいられるかねぇ?とか。

 

 

 

問題があるのは家ではなく、土地。

うちは人死は出てないから無情報だけど、2件隣の、夫婦喧嘩の挙げ句奥さんが庭で焼身自殺した家は、大島てるにバッチリ載ってる。

少し前まで場所が誤って登録され、無関係の別の家が現場として載ってたが、今は修正されてる。

あの家もいつの頃からか売りに出されて数年立つけど、1度も売れてない。

そりゃ、大島てるに載ってたら、誰も買わないわな。

もっとも、知ってりゃ買わない点ではうちも同様だろうけど。

 

 

 

知らずに買うんだろうなぁ・・・・・

俺のせいじゃないけど、なんか申し訳ない気がしないでもない。

だから、俺があの家を手放さねばならなくなった理由を聞きに来たあのご夫婦は、とても賢明だったっと思う。

 

実際は、家じゃなく『あの土地から出なくてはならなくなった理由』だけどな。

 

 

いい加減、あの家のことを意識から離したい。

その動向から、顔を背けたい。

なのに、どうしても気になってしまう。

自信を持ってデザインした家、特別な思い入れのある家だから、どうしても執着が捨てられない。

あの土地に建てさえしなかったら、今もずっと住んでただろうし、ママも死んだりしなかったかもしれない。