サクラトタイのジュエリーは日本の伝統工芸品である菓子木型を用いて作られたジュエリーです。
菓子木型って一体何?
ご存知のない方もいらっしゃるかと思います。
菓子木型とはお茶の席で頂く干菓子や練りきりを作る為の道具。
今でこそプラスティックや金属の型もあるようですが、堅い山桜の木を彫って専門の木型職人によって作られてきました。
その歴史は江戸時代まで遡ります。
しかし現在では年々木型を彫る職人さんが減り
今では全国に数人しかおられない状況です。
香川県の菓子木型職人 市原吉博氏の木型を本で見た時にそのあまりに美しい繊細な彫りの虜になってしまった私はある日高松行きのバスに
飛び乗り市原氏の工房を訪ねました。
しばらく色々なお話をさせて頂いた後、
思いきってお願いしてみたのです。
「市原さんの菓子木型からジュエリーを作りたいんです。是非ジュエリー用の木型を彫って
頂けませんか?」
この突拍子もない申し出を「面白い!ジュエリーがこれで作れるかは分からないけれど彫ってあげよう。やってみなさい。」と引き受けて下さった市原さん。
こちらからお願いしたものの、引き受けて下さってびっくりしてしまいました(笑)
本来の使われ方とは違う、またサイズも約1㎝~2㎝ほどの小さな小さな木型を彫る事を快諾して下さいました。
ここから貴金属加工の職人探し、サンプル作りが始まり2年前にサンプルが完成し『サクラトタイ』の
ジュエリーが生まれました。
スタートは『宝尽くし』のモチーフで!!!
ってまだ何も形のない時から強く思っていました。
身につけて下さった方にたくさんの福が訪れる
縁起のよいお守りのようなジュエリー。
古来から伝わってきた日本の伝統や手仕事の温かさが感じられるモノ作り。
小さなジュエリーにこのような思いが込められています。
お好きなモチーフをいくつか組み合わせたり、お手持ちのジュエリーと重ね付けしたり自由に楽しんでみて下さいね(^∇^)
サクラトタイ
江藤千珠