(2021/12/30 記)

 

直近の記事で月を撮った同日、2021/12/13 (月)は、このところの霞がとれて

遠景までクリアーに見えたので、自宅ベランダからHX99 の望遠端での光学性能を

確認がてら、何度も撮影をしてみました。

 

今回はカメラの性能限界を見るために、月画像と同じく、ブレによる画質劣化を回避

するために三脚とセルフタイマー10秒で撮影して、バッチ処理で長辺1600pixels に

縮小してブログ掲載用サイズとした後で、シャープネス、階調などを整えました。

 

後処理をかけると却って画像のアラが出るカメラもありますが、元画像に無理な

強調がない素直な画質なので、後処理の甲斐がありました。

 

24mm 広角端では実視野以上に周囲を取り込むので、遠景が小さくなり過ぎます。

 

   

なので、720mm 望遠端画像では、24mm 広角端画像のどこを拡大したのか分からない

ほどです。

これは眺望右端にある、PLの塔です。

 

   

そこからやや左方向、あべのハルカス周辺です。

 

  

さらに左方向へ。武漢肺炎ワクチンを打った大阪府立国際会議場(グランキューブ

大阪)が見えます。(屋上が逆円錐の構造物がある)

中之島の西端あたりです。中之島はそれより南にある大阪の街並みより手前に

あるので、眺望の左端近くから中央あたりまで大きく横たわって見えます。

 

  

さらに左へ。梅田スカイビルが右に、グランフロント大阪の南北タワーが中央に

見えています。

 

  

茶屋町のホテル阪急インターナショナル(頂上がヘリポートの逆三角)が右端の方に。

大阪城が低く画面の左方向にありますが、見えますでしょうか。

後掲の夜景のほうが識別し易いと思います。

 

  

この縮小画像でも拡大すると旅客機の会社名まで識別が可能です。

 

  

更に左方向に。奥の曲線が中国自動車道で、手前の高架が北上する国道11号

でしょうか。

 

  

生駒山頂です。NHK および各民放局の送信鉄塔の色分けも、この縮小画像でさえ

識別出来る感じです。

 

  

夜景で上掲と似たあたりを写しました。個々の説明は省略します。

 

  

   

  

HEP FIVE の観覧車が夜景だと赤く目立ちます。

この画像の左端近く、ライトアップで夕方よりビルの谷間から見え易くなった大阪城

が白く見えています。

 

   

これは多重露光のようですが、実際にこのように見えます。

20時手前のラッシュ時には、このように旅客機が列をなして順番に滑走路に着陸して

行きます。

 

   

離陸したものも写っています。翼の識別灯は左右で色が違っているのですね。

 

   

  

   

  

前に万博記念公園から見えた、千里中央にあるツインタワーですが、以前より

しっかり写ってます。これらも他の対象より近くにあるので、このツインタワーの

相互距離は遠くに見えますが、実際は歩いて5分もかかりません。

  

   

中之島一帯もそうでしたが、地図と照合してみると、近くは大きく広がり、遠くになる

ほど圧縮して水平や奥行きの相互距離が小さくなる歪みを初めて認識できる一方、

見ている限りはその落差が連続しているために不自然に見えないところも、遠景眺望

の味わいの一つと言えるかもしれません。

 

眺望左端あたりの山麗の切れ目から、万博記念公園の観覧車が見えています。

そのあたりに見えることは知っていましたが、ここまで解像したのは初めてです。

 

  

「こんなに凄い夜景の見える場所にお住まいで?」と訊かれると、「いやそこまでは...。」

と正直なところ答えるしかありません。

これらの画像は肉眼で分解識別できる詳細を超えています。

まるでイラストのようにも見えますが、実際に写した映像には他ならないのでした。

 

今までは夜景画像に関して「実際は輝度のある光点であっても、画像では白点に

なるだけなので、肉眼で眺めた美しい印象を再現されない」と記していましたが、

肉眼での印象を遥かに頭越え、というか、やや別種の美しさに表現されている

ことに半ば面喰っています。

 

まあHX99 が凄い、というしかありません。胸ポケットに入る筐体ながら、この実力。

良い買い物をしました。月や夜景で望遠端の実力は充分だと分かりましたので、

広角端や標準域などの描写力も、散策などの機会にいろいろ愉しみつつ試します。

 

 

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余談ながら、旅客機の識別灯ですが、よく東京都内のビル屋上などで「念じたら

UFOが本当に来た!」と大騒ぎしている不審な番組がありますが、しっかりその

識別灯が見えているのが多いです。極力写らない控えめなズーム倍率を選んで

放送していますが、興奮した瞬間にか、拡大した映像の瞬間に見えてしまって

います。

 

飛行機ならもっと動く筈だとか言うのでしょうが、うちからもこれらの旅客機は

長い時間かけて、ほとんど動かずにゆっくり位置を変えます。進行方向の軸線の

先から見ているからなのでした。

そんな番組でも、羽田空港着陸の旅客機を軸線上で見ていることを事前に

策士(詐欺師と言っても過言ではないです)どもは調べた上で分かってやっている

のでしょう。

ああいう茶番をやると、あの種の研究というものが常識ある大人からはますます

信用を失います。

 

そもそも考えても見てください。仮にあなたが異星からはるばるこの地球周辺に

何らかの目的で旅して来たとして、地上の頭の悪い狂信者が売名行為で自分達

を呼んだらその都度、出かけて行かないといけないという不条理。

しかも頭上に現れるのでなく遠くにひっそり登場、というお決まり。

じゃあその遠くで、現れた物体が頭上にある土地での大騒動は何故無いのか。

多くのUFO襲来動画が最後にカメラに向かって威嚇の接近をして飛び去るのと

同じく、異星人を含めての全ての舞台装置の中心に、映画監督のように自分を

置くという視野前提(つまりは贋作)でないと発想できない稚拙な妄想なのでした。

愚かしいにも程があります。

 

私はその種の研究の否定論者ではありません。むしろ積極興味があります。

しかし彼らのように「科学で説明できないものは沢山ある。説明できないものの

ほうが多い。」と力説するには、その前に科学の限界領域を全方位で学び知る

べきです。(かく言う私自身は大学理学部出で、その限界を常に認識/知識更新

していることが、武漢肺炎やそのワクチンの話題の他、世相を扱った記事内容

から察して頂けると幸甚です。)

彼らは自身の無知や世界観の狭さを、科学の限界とすり替えてモノ言うところが

実に厄介で、長年にわたるその種の真摯な研究を冒涜すらしていると考えます。

  

この拙書など1983年のものです。

 

 

もう40年近く前のものです。親から全く理解も支援もなかった(どちらか言えば

否定。それも人格否定に近い全否定)ために、作曲創作のために自力で楽器や

機材代を得ようとして、つまり長年の研究成果というより、当時漠然と考えていた

興味対象を懸賞募集のために短期間で纏めただけのものです。

 

内容は二次的に過ぎず、というか、たまたま募集要項に即して書いたというだけで、

要項が違えば、別のテーマを選んで書いただろう程度のものです。

ただ、良く出来た過去の作曲作品と同様、少なくとも自身が良いものと認める水準

になるよう精根を込めました。自身が疑念を持たず信じ込めるレベルに仕上げる

ために、論理的な誤魔化しを一切排除しましたし、そうするうちに集めた素材も勝手

に(私の実力以外の作用で)良いものになろうと、それぞれが集まり、つながって

行ったものでした。

 

このような"素人”による考察の水準からもう40年近く、その間、彼ら自称研究家は

何をしていたのでしょう。あまりの怠惰に前進は皆無、大きく後退しかしていません。

 

 

 

ご覧いただきありがとうございます。