(2021/11/19 記)

 

先に速報記事を出した続きです。

  

月の全景サイズを撮影するのには、C8 +EQ5 赤道儀は装備過剰だと考え、

いつものETX-90 +微動雲台 +PL40mm +FinePixF31fd の月撮影セット一式に、

周囲の風景を撮るために、NEX-5 +E55-210mm を併用しました。

  

  

 

  

ここまではTX55 での画像でした。

 

さて、速報記事の画像も再びまとめて...。

 

   

  

まだ写野に電線が残っていましたが、その「東の空にある三日月」が異様なので、

ETX-90 での拡大撮影を始めました。

  

 

   

   

   

これほど雲もなく、綺麗に見える月食はなかなか無いので、ここで一旦、Twitter と

高校同窓会LINE に撮って出し速報と同じ画像を公開しました。

できるだけ多くの人々と一緒に見ないと勿体ない、と思ったのでした。

 

 

ここから後半戦です。

直近の画像もそうでしたが、露出を変えて、地球大気の屈折で、地球の影による月の

暗い部分に太陽光の赤波長が滲み照らされているのを撮りましたが、赤道儀追尾撮影

ではないので、露出3秒で、月が若干流れている感じです。

(地球の自転、月の地球に対する公転による移動)

 

最大食分あたりです。

 

  

  

NEX-5 + E55-210mm では画像が小さい分、流れは見えません。

色は幾分派手に出ますね。

 

  

 

随分、光が戻って来ました。

 

   

   

   

  

  

 

  

   

   

部分食終了時刻を過ぎても、F31fd やNEX-5 のモニタ画面には陰りが残りました。

今回、あまり地球本影の周囲にある半影による半影食終了時刻予想を見ることが

できませんでしたが、実際は部分食終了後も、半影食終了まで、そのような陰りが

残ったのでしょう。

 

 

夕飯を終えて、充分時間が経過した後で撮りました。

ようやくいつもの満月です。

 

  

途中で雲に邪魔されることもなく、存分に宇宙の神秘に触れることが出来た

良い夜でした。高校同窓LINEからも、ちらほら反響を貰って、一緒に月見をした

気分もありました。

月は遠くにあるので、どこに居ても同じ感動を共有できるのが(雲の邪魔が無ければ)

趣深いですね。

 

 

 

ご覧いただきありがとうございます。