(2020/11/15 記)
地球上で最も影響力のある大国が、その敵国の周到な感染人民の旅行を騙った
ばら撒きと選挙不正への加担、という非戦争手段によって、みるみる陥落して
行くのを見るに堪えず、また、全世界中と言ってよいほどの報道が全て、その
不正側に結託することを隠さなくなった現状にも、属国に過ぎない我が国は
看過し従属対応するしかありません。
想いを地上から離れ、火星に現実逃避しましょうか。
そろそろ火星の模様も地味な位相が終わりになって、気流予想もちょうど良く
なって来ていますので、出撃を予定していました。
前日にご常連のKENさんが火星に雲発生との画像を公開されていました。
2020/11/14(土)18時頃の150hPa(13.5km上空)状態です。
同じく250hPa(10km上空)状態です。
室内外の温度差が大きくなって来ましたので、C8を2時間、外気温順応させての
撮影開始です。
しかし実際の気流状態は酷いものでした。
撮影時にまず眼視で見た火星は、線香花火の最後の状態の火の玉のように
輪郭が暴れ、輝度さえ明滅がありました。
夕方薄明が終わって、東向きベランダのひさしに火星が隠れるまでの時間帯が
18:30-19:30あたりまで狭まったこともあって、生活排熱の影響を再び受け易く
なったのでしょうか。それとも見えない薄雲で攪乱されていたのでしょうか。
撮影開始の18時過ぎから19時前あたりまでは、ピントの芯がどこにあるかも
分かりませんでした。
加えていつも通りの精度で設置した筈のNexStar架台が当夜は全く安定しません
でした。常にコントローラの右ボタンを押し続けないと、火星は写野を左に逃げて
行きます。その速度が速いので、1コマの中でも被写体ブレが起こっていないか
非常に心もとない状態でした。
写野の中で火星が左右に往復するのを見ていると、前日の人間ドックでの死闘
の疲れもあってか、まるで自分で催眠術をかけたかのように、立ちながらにして
睡魔に落ちる瞬間もありました。
(毎年同様、白衣高血圧症での普段より40近い血圧上昇をそのまま記録されると
裁量労働禁止となり、まるで懲戒事案のように数万の手当が飛ぶなどの健康管理
以外のプレッシャー下での執拗な再測定交渉が必要で、毎年疲労困憊します。
脈拍など通常の倍の120越えでその死闘を経過します。「健康管理のためなら
死ね」「将来の病気を回避するために今苦しめ」みたいな今の会社のありようには
我慢がなりません。残りの人生であと3回...。)
後処理でもAS!3で最初に基準とする解像感の良いコマを選ぼうにも輪郭すら
強く変形するものばかりで、選別を諦めました。95%採用であれば、どのみち
良好なコマも悪いコマも処理対象となるでしょうし。
仕上がりもモヤモヤで、どこに模様があって、どこがその模様を隠す雲なのかも
識別ができません。
やがて19時を過ぎて、ようやくピントの芯が見える瞬間が多くなって来ました。
FireCaptureの撮像モニタ上の「FocusHelp」グラフの上下動も安定して100%ピークが
時折見えるように(それまではグラフの赤折れ線が全画面の高さ一杯に広がって
240%のピークやらもう滅茶苦茶な状態で全くその機能が使えませんでした)
なって来ました。
最後の撮像データからの仕上がりは、そんな徒労感を吹き飛ばすものになりました。
特にRegistax6のWavelet処理ではまだ眠かった像が、DeNoiseAIを通した結果、
それほどの強調処理をしたのでも無かったものの、目が覚める結果となったのには
驚かされました。今回の仕上がりにおいては、全てDeNoiseAI(処理直前にVer2.3.3に
アップ出来ました)はDeNoise処理がLow-Light処理より、良い結果を得られました。
29708コマ取得からの95%採用での仕上がりです。(DeNoiseAIはDeNoise処理)
オーロラ湾から太陽湖にかけての模様が、黄色い2本の細い雲で隠されています。
他にもよく見ると、そこから薄く上下左右に拡散した雲があって、2本線以外のところも
模様が隠されて変形しています。
撮影時の印象からは想像がつかないほど解像感が高い仕上がりなので、ややアラ
が出るのを覚悟の上、後処理で解像度変更による単純拡大(Photoshop Elements2.0
によるバイキュービック法補完による)をしてみました。
いつものように彩度を飛ばしてしまうと、却って雲の位置が分からなくなるようなので
説明を加えるのに彩度は若干残しました。
画像中では2本の雲だけに説明を添えましたが、上方に逆さL字形状や右下に
点在する白斑など、上下左右にも雲が拡散しているのが見えます。
手前の時間帯に撮ったデータからの他の仕上がりも、原画像と後処理拡大版の
両方を載せます。
24437コマ取得からの95%採用での仕上がりです。(DeNoiseAIはDeNoise処理)
既に上掲で解説図まで作ってしまいましたが、階調や粒状性など全ての面で、
こちらの仕上がりが当夜のベストだったかもしれません。
21070コマ取得からの95%採用での仕上がりです。(DeNoiseAIはDeNoise処理)
実質の取得コマ数/秒が、FireCaptureでの設定の1/4も出ませんでした。
追尾が暴れ馬状態の中、撮像時間を長くとってどうにかコマ数を確保しましたが
火星の自転による模様の流れなどは気になりませんね。(およそ7分弱)
撮像時は出撃を後悔するほど、酷い気流状態に見えましたが、どうにか目的の
黄雲を捉えることが出来、安堵と満足を得ました。
大口径オーナー諸氏の人工天体からの近接画像クラスの仕上がりに比べると
迫力には欠けますが、最近はそれらと比較して胸がざわざわとする感じも無くなり
ました。元来、勝てない勝負は早めに降りる性分であるのも関係なくはないですが
(「負けん気が強いという自己紹介や他者評」=「すぐに負けそうだと焦って熱くなる
小物」としか思えません)、自身の美的感覚に則して、「最低限、この程度を自身で
撮れれば、まあ満足かな」と思える程度の成果を残せるようになったからなの
でしょう。
画像右方から火星は随分欠けて来ました。
後処理の拡大(640pixels→800pixelsの後、周囲を640pixelsにトリミング)で、
ブログ記事の中ではようやく以前のような見映えの大きさに仕上がる感じです。
地球が火星の内周を追い抜き去り、火星が小さく遠くなりつつあるのでした。
11月もいつの間にか中旬。
12月には無事、EQ5赤道儀が来ますでしょうか。(来なかったら大変。既にカード
支払いは終わってます。)
東向きベランダから火星や他の惑星が見えなくなった空に何を見ましょうかね。
そして12月には今の米国大統領選挙の不正が暴かれ、公正な決着がついている
ことを祈ります。対立する中共から不正の手を組織的に受け入れてまで、もし
バイデンが大統領になれば、国内与野党のハニートラップ議員と同じく、米国全体
が「あの不正を暴露されてもよいのか」と、中共に常に脅され譲歩し忖度し続ける
世界になるのでしょう。
来日機会があっても、これまでのように歓迎や無関心で流せるとは思えません。
最大友好国の大統領をイカサマで不当に成り上がった、信用ならない悪人として
疑心暗鬼の視線を避けられない近未来など、まっぴら御免というものです。
国防を米国に依存する我が国の平和とこれまでの安穏など消し飛んでしまうのでした。
今の香港、台湾が明日の尖閣、九州、そして西日本です。
そんな顛末は見たくもありません。
結局、現実逃避は失敗....そりゃあ失敗もするでしょうよ。こんな国難の事態に....。
ご覧いただきありがとうございます。