11月の機能的な体づくりサロンは高校生の参加がありました。名古屋ワークショップから2年半ぶりでしょうか。本人にも自覚があるほど、足の指が握れなくなっていました。若くでも、使わなければ機能は低下するということです。ですが、以前やったトレーニングは無駄になってはいません。サロン終了の頃には、足指には血液が巡り、皮膚はほのかにピンク色、以前のように足の指を握ることができるように戻りました。やはり、若いっていいですね。
サロンに継続参加されている方たちは、確実に足指の実力が上がっています。足りないことは補わなければならないし、使えないものは使えるようにしていかなければ進歩はありません。そのようなことは、わかっていても、実践することが難しいことなのだと思います。しかし、参加者の皆さんは着実に進歩していています。嬉しいです。
牧神の蹄と足の握り込みは併せておこなうことで効果が格段に上がります。適切な足の関節運動の方向を身に付けてトレーニングをおこなってください。
機能的な姿勢づくりは、体の中に骨格を入れます。いわゆる骨で立つということです。骨で立つためには接地の実力が必要です。不安定な接地では骨で立つことは叶いません。後重心、中間重心、前重心を理解し、中間重心で骨で立つことができる接地の実力を身に付けてください。
股関節の位置は常に確認し、感覚と運動を明確にしていきます。立位、座位、長座など、どのような姿勢においても、股関節の位置を認識できるようにしてください。
お子さんの姿勢が気になる場合は、まず親御さんが正しい姿勢を身に付けるべきだと思います。親御さん自身の姿勢が悪いままではお子さんに伝染してしまいます。人の姿勢というものを、見た目の姿勢だけではなく、内面の姿勢というものを理解して、無理のない姿勢を身に付けてください。