久しぶりに毒を吐きたい気分…

 

いや、お役所仕事ってよく言ったもんだなって。

 

お役所でだって皆様一生懸命働いているんだろうし、

一個人が変えたいと思っても変えられない、という

もどかしさを抱えて働いている人もいるだろうし、

もう当たり前すぎて疑問にも思わない人もいるんだろうけど。

 

いや、分かりますよ。

私なんてただのゴマ粒みたいな一区民であって、

そこで働いている方々は、日々、多くの仕事をこなしていて、

私があれだけ書類を提出するのに時間と労力をかけたことを、

当たり前だと思っているかもしれないし、

不十分なら切るだけのこと、思っているかもしれないけれど、

こっちは必死にやっているんですよ。

 

Kさんが3ヶ月、つまり6月末で保育園を出なければならない、

それは相方の仕事の関係なんだけれども、

相方の就労証明が出てなかったからなんだけれども、

色々あって結果、今回の就労開始日が6月25日だったから、

”就労中“の書類を出す為に(つまり25日以後にしか出せない)

(これも本当に細かすぎてイラっとする)

そしてこの書類の重要性がわからない相方の仕事先の人が、

(こんな書類、馬鹿馬鹿しいと思っている節すらある)

もしもすぐに提出してくれなかったら

6月末に間に合わないかもしれないので、

何度も区役所と電話してプランBも話し合ったりして、

(それが本当はプランAで今回がBだったわけなんだけれども)

最終的に25日に就労証明を速達で送りましたから!

って連絡してから数日、

全くもって音沙汰ないので、

28日、実質上の6月最後の平日の朝に区役所に連絡したら…

 

(すました声(のように感じた)で)

今回はひとまずこれで受理するとこちらで話し合いました、

って言われて………

あ、そうなんですか(教えてくれないんですね)って思ってたら

この件は以上でよろしいですか?

って聞かれて………

 

 

いやいや、よろしいのはよろしいですけど、

私はKさんが来週から保育園に行き続けられるのか

そこに人生を賭けてたくらい(マジで)、仕事や子育てがある中

時間を割いてやってきたんですよ。

でも、結果は教えてもらえなくて、それにこっちから聞いても、

あなた誰でしたっけ?あ、そうそう大丈夫でしたよ、

それ以外に何かまだ聞きたいことでもありますか?

みたいな雰囲気で言われて、

なんか、馬鹿みたい、っていうか、なんなの、っていうか、

本当にもう、もっと世の中を知っているパートさんとかを

入れた方がいいですよ、って感じですよ。

 

わかってたけど、そういうところだって。

でも正直今までは区役所とは住民票と戸籍謄本くらいしか

関わってこなかったけど、

子供ができるとどうしても、権利を主張する為には

関わらざるをえなくて。でもそれも

もう諦めようかと思わせるような複雑な仕組みで、

聞く人違えば言うことが違い、

もう何が本当なのかわからなさすぎて、

一度聞いただけでは怖くて、違っているかもしれないから

もう一度電話かけてセカンドオピニオン求めたりしちゃう…

(疲…)

 

そうそう、話は変わるんだけど、

都知事選の不在者投票、うちは区界に住んでいて、

隣の区の会場の方が近いから、そっちで出来ますか、って

聞いたけど、区をまたいだら投票出来ないんだって…

(それって当たり前なの?区長じゃないのに?)

 

 

どれもこれも、もっとシンプルになればいいのにな…

 

 

外遊びが好きなKさんが、外に出ないこの頃は、

じゃぁ日々何をして過ごしているのか、というと、

最近はひたすらLEGOをやっているらしい。

 

まぁ、LEGOは好きだし、家でもやってるから

別に保育園でやらなくても、って思うんだけど、

見回してみると、それ以外好きそうなものが見当たらない…

 

木の電車のトラックとかあるけど、

いつも決まった子が遊んじゃっているし、

工作系も好きだけど、何人もテーブルに座っているし…

 

そうなると比較的スペース確保し易そうなLEGOになるよね…

 

以前はおままごともよくお友達とやっていたみたいだし、

私は全ての行動を見てないから、Kさんが退屈なのか、

実はそれはそれで楽しんでいるのかは定かでないが、

話を聞く限りでは楽しんでいるようなので

とりあえず、よし、としている。

 

それでもやはりニュージーランドと比べてしまう私。

 

ニュージーランドのkindyやプレイセンターでは

invitations of play といって、同じ遊びでも

大人がその時の子供の興味に合うような遊びをセットして、

子供の興味をより掻き立てるように工夫している。

 

例えばkindyでは、ゲートを入ってすぐに

水で遊ぶエリアがあったのだけれど、

そこにはいつも違う色の水が用意されていたり、

遊びの道具も、水を掬えるカップが沢山置いてある日もあれば

海の動物が置いてある日。

ハケなどペイント系の道具の日や、泡が浮いている日、などなど

先生が毎日考えてセットしてくれている。

 

プレイセンターでも、我々親が考えて、

例えば人気のplay dough だと、一緒に作るところから始めて

(熱湯を使いますけど一緒にやります)

色、道具なども子供の提案で揃える日もあれば、

親側で、動物のおもちゃを一緒に置いてみたり、

車を置いてみたり、花やハーブを庭から切ってきて置いたり。

 

そういう意味では、こっちも子供達をよく観察するし、

頭も使う。

プレイセンターでは大人の数が多いので、

他の人のやることを見て参考になることも多いし、

私は、実は結構kindyからアイデアをもらっていた。

(向こうはなんだかんだプロですし)

 

だからいつも同じ遊び道具が少なめに置いてある

今の保育園の室内は、物足りなさを感じてしまう。

 

子供の自主性を重んじるといえば聞こえはいいが、

大人側からは何も仕掛けていない(ように見える)ので

もっと子供の可能性を広げることもできるのではないか

と思うこともある。

 

けれど、面白いことに、

全ての方面の遊び道具をカバーしているNZで

よく耳にする言葉は less is more。

みんな、遊び道具が多すぎて、いつも減らすことを考えていた。

 

そう思えば、今の保育園はそれを体現している。

 

ドレスアップ用のドレスはないから

みんな自分たちで作っているし、

線路も少ないから床にテープを貼ったりしているし、

子供達が行きたいと言えばその日にでも

お散歩に出掛けてしまうくらい、

子供のやりたいに寄り添っている。

 

それに、うちのKさんは未だにクラスでバイバイできず、

玄関まで付いてきて、そこでバイバイするのだけれど、

先生達はいつも仕事の手を休めて、付き添ってくれる。

 

私が書類を出し忘れても、大丈夫ですよ、

忙しいだろうから、と親のケアまでしてくれる、

優しい先生ばかりなのだ。

 

何よりも先生達が楽しそうだしコミュニケーションが取れている

(と感じている)

 

少し前までは、この園で良かったのかと思うこともあったけど

今はここで良かったと思えている。

 

だから私はできれば卒園までKさんを在籍させたいのだけれど、

それは私と相方の仕事、それに私の書類提出にかかっている…

 

あと一週間で在籍期限が切れてしまうけど、

仕事の契約上、その数日前にしか書類が出せない。

けど、全てはその紙一枚にかかっている…

 

書類が無事に受理されて、一週間後も、そして卒園まで

Kさんがこの保育園に在籍して沢山楽しめますように。

 

 

 

 

Kさんが保育園に通い始めて2ヶ月くらい経った頃、

私は送り全部とお迎えの一部をやってきて、

行くたびに少しずつ園の様子が見えてきた。

 

その中で気になったのは、園の遊具が極端に少ないこと。

それに園庭が広めなのはいいんだけど、

なんだかがらんとしているところ。

 

ニュージーランドでは、保育園でも幼稚園でも

はたまたプレイセンターでも、

最低限決められた遊び道具を置かなければならない。

 

それは多岐に渡り、

絵画系、工作系、組み立て系、科学自然系、水遊び系、

おままごと系、ドレスアップ系、体を動かす系、音楽系、

パズル系、そして本の種類からマオリの伝統品まで

どんなものを最低どれくらい置かなければならないと

事細かに決められている。

 

その中からローテーションをしているのだけれど、

今週はドレスアップ系を仕舞っておままごと系を出しておこう、

とかは出来ない。

どの系統の遊びも、いつでも誰でもやりたい時に

アクセスできるようにしておかなければならない。

 

けれど、リストにある全ての物を

常に出しておかなければならない訳ではなく、

ドレスアップ系なら、数を絞ったり、

大きな布を用意して、子供の想像力、創造力を

広げるような工夫することは認められている。

(そういう所が園の特色となる)

 

それに、使いたいものが仕舞ってあったとしても、

いつでも誰でも頼めば出してもらう事が出来る。

 

そんな環境しか知らなかった、

というか、それが当たり前だったから

向こうで(12園くらい)保育園を見学しに行ったときは、

どんな遊具があるのかは全く気にしていなかった。

 

気にしたのは、先生や園の雰囲気とか、

園庭の広さや遊具などで、Kさんの通ったkindyは、

先生の雰囲気も良く、園庭は大きな木に囲まれていて、

ブランコに滑り台に砂場にbike trackに、

登れる遊具にmud kitchen があり、

更に小さな畑に芝生エリアまであって、

Kさんお気に入りの園庭だと一目で気に入って

即決したくらい。

(最後の最後に見学した園だったけど)

 

それだけ遊具があるから園庭だって広いんでしょ、って

思いがちだけど、広さは多分、今通っている保育園と

変わらないか、むしろ小さいかと思う。

 

kindyに比べて今通っている保育園の園庭は

がらんとしていて、どちらかと言うと学校の校庭みたい。

奥に水を流せる川もあって、

Kさんは気に入ってくれるかと思ったけど、

最近は外へは全く出ないらしい。

 

確かにボールを蹴ったりするには、kindyはsoft fallのために

ほとんどのエリアにbarkが敷き詰められていたから

今の保育園はそういう意味では場所があるので、

ボール遊びはやりやすいと思う。

 

けど、人混み嫌いなKさんには、

少ない遊具はどれも混み合っていて、遊びづらいみたい。

 

この間、保育参加させてもらった時に、

外好きのKさんが外で遊んでないって聞いてたから

一緒に外へ行こうって誘ったら、

園庭の隅で水道から流れ出た水で泥遊びを友達とやっていた。

 

私としては、当たり前の姿だし、

そうなるよね、って感じだったけど

先生達が、泥遊びしてるの初めて見ました、って驚かれて、

泥遊び好きなんですか、って言うから、(ひぇ〜)

砂場なんて、何にも言わなければ一日中遊んでます、

でもここは、砂場に人が沢山いるから

砂場じゃなくてあの場所なんだと思います、って。

 

そんなことを答えながら、

私の保育園選びは間違っていたんだろうかって

思わずにはいられなかった。

 

良かれと思って選んだつもりが、

やっぱりKさんが気に入ったと言った園庭のあった

もう一つの第一希望の保育園にした方が良かったのかも。