日本に来て、ニュージーランドでできない事を

Kさんに経験させたいと思っていた私。

 

最初は水族館。

ニュージーランドには大きな水族館がないので、

是非行きたいと思っていた。

 

それに電車。

ニュージーランドの街で電車が走っているのは

オークランドとウェリントンのみ。

カイコウラやウェストコーストに行ける

長距離の電車はあっても(1日一本だけど)

通勤電車はないクライストチャーチ。

 

だから電車に乗っていろんなところへ行きたいと思い

通勤電車はもちろん、モノレール、路面電車、

二階建ての特急列車に新幹線。

いろんなタイプの電車に乗ってお出かけした。

 

毎週毎週、今度の休みはどうしようかと知恵を絞り続けた私。

どこかへ行ったり何かをしたり、

体験型の場所へ連れて行ったりやってみたり。

 

それはそれで楽しくて、

モノレールにもう一回乗りたい、とか

路面電車の一番前に陣取って外を見たい、とか

イルカのショーをもう一回観たい、とか

とってもとっても喜ぶんだけど、

そんな中、結局一番集中して遊んだのはビーチだった。

 

あの日は朝食を予約していなくて、

ビーチを歩いて朝ごはんを食べに行く予定にしていたんだけど

レストランに着く前にビーチで遊び始め、

飲み物も食べ物も十分ない中、昼までぶっ通しで遊んでいた。

 

熱中症に(私が)なりそうだったから、無理矢理引き揚げたけど、

そうじゃなかったら夜まで遊んでいたと思う(きっと)

 

持っていたのはプラスチックのdiggerと(なぜか)虫かごのみ。

それで何時間も遊んでいた。

(それらがなくても同じだったと思うけど)

 

日本に来てから半年かけて色々行ったけど、

どれもこれも、結局は自然には敵わなかった、ということ。

 

そんなことがあり、だから敢えて遊びの方向を変えた私。

今まではどこかを訪れていたけれど、

今度は自然に連れて行ってくれる団体に申し込んで

行かせてみることにした。

 

これには理由があって。

最近、私と遊んでいても

同年代の子と遊びたそうにしていることが多くなって、

私では力不足になってきたと感じてたから。

 

Kさんはスーパー人見知りなので、

そんなKさんでも大丈夫なように段取りを組んで

いくつか一人で行かせてみた。

 

例えば、初見のグループには短く半日コース、とか

2泊3日のキャンプは、その前にいくつかイベントに参加して

知っている、好きな先生がいる状況を作っておいたり。

 

いわゆる森の学校みたいな感じで、

自然の中に行ってそこでできる遊びをしたり、っていう

団体なんだけれども、

どぉーもふたつのイベントが日程的に近すぎたようで。

 

一つ目の時は楽しかった、で帰ってきたけれども

ふたつ目の時はまだお腹いっぱいだったようで、

その後 Kさんの機嫌が悪い悪い…

 

理由はわかっていて。

それは、私と離れている時間がいつも以上に長かった事。

保育園に行かなきゃいけない時間以外は

常にmummyと一緒にいたいKさん。(はぁーと)

 

特にキャンプの後は、少しはこういうこともあるかと思ったけど

その2週間後くらいにまた半日遠足に

(もちろん楽しんでくれると思って)行かせてしまった私。

キャンプの寂しさを埋め切れてないうちに

またもや一人で行かされることとなり、

流石のKさんも堪忍袋の緒が切れたのか、

なんでもないのにグズる毎日。

最高に機嫌が悪い、と毎晩ばぁばから報告が入り、

それがあまりに長く続くので、これはまずい、と

一旦話し合いの場を設けさせてもらいました。

 

私はKさんに対して、子供だからわからないだろう、と

思ったことは一度もなくて。

5歳児だって(もっと小さい子だって)

話せばちゃんとわかってくれる。

 

そこでKさんがどんな風に感じているのか聞いたり、

寂しく思っている事はわかっている事や

mummyの想いなどを伝え合い

お互いの理解を深めることに。

 

今回はこれが効果的面で。

この話し合いの次の日から心の安定を取り戻してくれたようで

ばぁばからの不機嫌報告も無くなりました。

(よかった…)

 

 

日本に帰ってきている一年のうちに

やっておきたいことの一つに、

チャイルドマインダーの資格を取る、というのがある。

 

ニュージーランドの家は今

長期リノベーション中なんだけれども

(ダラダラやっているだけ、とも言う)

これが終わったら、親子留学を受け入れたいと思っている。

 

まぁ、留学したい人は英語を話したいんだろうから、

日本人のいる家に留学したい人が果たしているのか、

はさておき、

お母さんが語学学校なりに行っている間、

小さなお子様の面倒を見る役目、みたいなのができたら、

お母さんのやりたいを後押しできるのではないか、

と思っている。

 

けど、大切な我が子をただの人に預けるのは

正直ないな、と思うので、

チャイルドマインダーの資格を持っていたら、

少しは信頼してもらえるのではないか、と(勝手に)思っている。

 

まぁ、部屋がいつ完成するのかはわからないけれど、

できれば来年中には完成させたい。

 

そして、勇気を持って行動することにした親子を

サポートするためにも、私は資格を取って帰りたい。

 

と今ここにこう記しておくことで

私も勇気をもらおうとしている。

 

 

 

Kさんはニュージーランドでは95%英語を話していた。

だから、帰国するにあたって母が一番心配していたのが、

日本語で話が通じるだろうか、という事。

 

私からすると、答えは英語かもしれないけど

日本語で言われたことは理解はしてるから大丈夫、

と思っていて、どれくらいで日本語に置き換わっていくのか

興味があった。

 

そもそも私が日本に一年連れて帰りたい、と思ったのも、

私ひとり分の日本語では到底足りないと思ったし

きちんと教えられる力も無いのだから

日本語漬けの環境に入れてしまえ、というのが

理由のひとつ。

 

家族が日本語を家で話すのならまだしも、

(それでも段々英語になっていってしまうらしい…)

家での会話がほぼ英語だと、いくら一人で頑張ったとしても

日本語で生活できるほどにはならないだろうな、

というのが私の実感で危機感だった。

 

私の家族とも話して欲しいし、時間を過ごして欲しい。

でも、私の家族が時間的に、身体的にNZへ来れないなら

日本語習得も兼ねて、私達が行ってしまおう、と。

しかも長期で。

 

それで、実際日本に来てみたらどうだったかというと、

私の予想は早くて一週間、かかって1か月、だったのだけれど

その予想を遥かに覆し、

2日目にはほぼ100%日本語で話していた…

(Proud mummy is here)

 

たまに、日本にすんでいる国際結婚した夫婦とか、

ニュージーランドの友達とかにも

どうだった?って聞かれるんだけど、

うん、2日目にはほぼ日本語だったよ、と答えている。

 

Kさんはむしろ、自分で英語を話さないように決めた、

脳をカチッと切り替えた、ように私は感じている。

 

これは帰国した瞬間から、私が日本語を

誰に対しても話していた、というのも大きいと思うのだけど、

今では英語を忘れてしまったように一言も話さない。

 

まぁ、これは勿論忘れてしまったのではなくて、

ただシャッターを下ろしているだけ(と信じている)なんだけど

ニュージーランドから遊びに来た友達にも

英語対して日本語だけで会話を成り立たせていた…

 

最近は英語の本を読むと、わからないから、と嫌がるし

相方とテレビ電話しても、私が通訳している。

 

なので、今度向こうへ帰った時に、

どのくらいで英語に切り替わってしまうのか興味津々だし、

2日ではなく、できれば一週間くらいかかって欲しい、と

プライドなんだか、闘争心なんだか、

よくわからないけど、そう願っている…

 

 

あ…そういえば、一言だけ…

 

このところ毎日、"Oh my gosh!" を連呼している…

なんでも最近保育園で流行っているらしい…